今回は、ミスターキャンパス関西学院2024エントリーNo.2の榎並俊介さんにインタビューしました!
榎並俊介(えなみしゅんすけ)
「俺ならいけっるっしょ!」
ミスターコンが始まる前からサロンモデルやファッションショー出演の経験があった榎並さん。元々芸能活動に興味があったわけではないが、大学生になってからはじめたカフェのアルバイトが一つのきっかけとなった。
「バイト先の先輩に過去に大学ミスコンに出場した方がいて、その方から刺激を受けたのが大きかったですね。
いろいろ話を聞いていくうちに芸能活動に興味が出てきて、たまたまご縁があってファッションショーに出させていただいて。そこから、いろいろチャレンジさせてもらってます」
ちなみに、今回ミスターコンに出場を決めたのもの、やはりその先輩の影響が大きかったという。
「せっかく表に立つ活動を始めたので、挑戦してみたいなって思って応募しました。
あとは、なんかはわからないんですけど『俺ならいけるっしょ!』っていう謎の自信もありました(笑)」
ちなみに、榎並さんは関学のミスターコンに出場する直前まで「カレッジ選抜コンテスト」という全国の大学生で競い合うコンテストに出場していたそうで、そのときにLIVE配信も何度か行っていた。しかし、カレッジ選抜コンテストと関学のミスターコンはまったくの別物だったという。
「カレッジ選抜コンテストはSNS投稿もLIVE配信も何をするにしても1人でした。けど、関学のミスターコンは他のファイナリストと一緒に撮影やイベントに参加するので、チームで頑張ってる感じがして楽しいですし、『一人じゃないんだ』って安心感がありますね」
精神疾患との戦い
モデル活動にミスターコンと、充実した大学生活を送っている榎並さんだが、幼い頃はある病気に悩まされていた。
「高校生ぐらいまで場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)という精神疾患を患っていて、小さい頃は人と普通に会話することすらできなかったんです。なので、小学生の頃とかは学校で声を発した記憶がないくらい、ずっと黙ったままの生活でした」
場面緘黙症とは主に子供に見られる精神的な障害で、特定の社交的な場面で話すことができなくなる症状のこと。榎並さんも、家族とは普通に会話ができても学校ではまったく言葉が出てこなかったらしく、本人がいくら「話したい」と思っていてもどうしようもなかったという。
「最初は自分が病気だなんでまったく気付かなかったんですけど、幼稚園でも本当に何もしゃべらなかったので、病院に行ってみたら『場面緘黙症です』って言われて。診断書も書いてもらって幼稚園とか学校にも提出してました」
現在は場面緘黙症は完治して普通にコミュニケーションが取れるようになった榎並さんだが、治すまでもかなり苦労をしたそう。
「病院にはずっと通ってたんですけど、学校が変わって人間関係がリセットされる高校生になってから、少しずつ周囲とコミュニケーションを取ることを頑張って、本当に少しずつ直していきましたね。
そんな過去もあったので、自分が今モデルをやったりミスターコンに出たりしているのが信じられないというか。自分で言うのは恥ずかしいですけど、めちゃくちゃ成長したなって思います(笑)」
進路は絶賛迷い中
過去の経験を乗り越えて、ミスターコン出場を果たした榎並さん。現在はスマホのスクリーンタイムが16時間になるほど、ミスターコンの活動に専念している。
「SNSもLIVE配信も写真撮影も全部スマホなので、スマホは手放せないです。寝てるとき以外はほとんどスマホ触ってるので、本当にスマホ中毒ですね(笑)」
一方で、現在はミスターコンに集中していることもあり、ミスターコン後の将来については「絶賛迷い中」だという。
「もう3回生なので本当は就活も考えなければいけないと思うんですけど、今はミスターコンのことしか考えていなくて就活は何もできてないんですよね…。
そもそも、就活をせずに芸能の道に進む選択肢も考えているので、進路に関しては本当に迷子です(笑)」
就職するか芸能活動をするか、大いに悩む選択ではある。しかし、自力で場面緘黙症を克服し、ミスターコンにも本気で打ち込めている榎並さんなら、どちらの選択をしても与えられた場所で懸命に努力し、綺麗な花を咲かせることができるに違いない。
撮影:けんを