今回は、ミス中央コンテスト2024エントリーNo.3の江口瑚乃果さんにインタビューしました!
江口瑚乃果(えぐちこのか)
“物足りなさ”を感じていた大学生活
幼い頃からダンスに打ち込み、現在もダンスサークルに所属している江口さん。ミスコンエントリーを決めたきっかけは、大学入学後から感じていた「物足りなさ」にあった。
「高校時代はダンス部の部長も務めていて、毎日忙しいながらも充実していたし、自分自身が成長している実感があって自分に自信を持てていたんです。けど、大学に入ってからはダンスサークルで活動したり、バイトしたり、それなりに充実はしていたんですけど、『高校生のときほど自分は成長できていないな』って感じていて。『もっと自分を成長させたい』って思ったのがミスコンにエントリーしたきっかけです」
練習のスケジュール管理や後輩・同期とのコミュニケーションなど、高校時代はダンス部を引っ張る存在として「自分にしかできない」と自信を持って言えるような活動してきた。それだけに、大学入学後には「普通のことしかできていない自分」に江口さんは物足りなさを感じていた。
そして同時に、高校2年生のときから中央ミスコンを見ていた江口さんにとって、中央ミスコンは”憧れの舞台”でもあった。
「2022年グランプリの加藤愛梨さんが大好きなんです。当時私が高校3年生で受験生だったこともあって、愛梨さんのニコニコな笑顔とかパワフルな投稿とか書く文章とか、とにかく愛梨さんのすべてにパワーをもらっていて。なので、『いつか私も、愛梨さんみたいに人にパワーを与えられるような存在になりたい』って思っていたのも、ミスコンにエントリーを決めた理由の一つですね」
努力の末に掴んだ揺るぎない自信
そんな強い想いで中央ミスコンに出場した江口さんが、ミスコン活動で最も力を入れてきたのがLIVE配信だ。LIVE配信は専用のアプリを使って行い、学内はもちろん全国の大学ミスコンのファイナリストと順位を競う。しかし、江口さんはLIVE配信はまったくの未経験だったこともあり、当初は思うような結果が残せず悔しい思いをしたという。
「まずは学内1位になることを目標にしていたんですけど、最初は全然1位になれなくて。けど、『私なら絶対に上にいける』って強く思って、いろいろ試行錯誤して、最終的には学内1位はもちろん、全国のミスのなかで9位に入ることができました」
LIVE配信未経験からここまでの結果を出せたのは、江口さんがたゆまぬ努力を続けてきたからであることは言うまでもない。とはいえ、多くのミスコンファイナリストが「一番大変だった」と語るように、やはりLIVE配信は相当に大変な活動であることは事実だ。途中で挫折することがあってもおかしくはないが、こと江口さんに関してはその心配はまったくなかった。
「確かに大変ではあったんですけど、それはミスコンに出る前から覚悟していたことだったので。なので、『キツイ』とか『辛い』とか思ったことはまったくなくて、『予想通りだな』って感じでした(笑)」
また、活動を通して培ってきた自分への自信も、江口さんを支えていた。
「配信でアンチコメントが来たとしても、ファンの方の嬉しいコメントを見れば『(アンチコメントなんて)どうでもいいや』って思えましたし、私自身がミスコン活動で100%の努力をしている自信があったからこそ、活動をしていて落ち込んだりすることはなかったですね」
「ファンの方を大切にする気持ちでは誰にも負けません!」
今回のインタビューを通して感じた私の江口さんへの印象は、「芯が強い」という一言に尽きる。ほとんどの大学生、ましてや20歳の大学2年生でここまで自分の考えをブラさずに生きられる人はそういない。そんな江口さんのメンタルや考え方の原点はどこにあるのか。
「実は、私の家は母子家庭で、母が一人で私を育ててくれたんです。仕事も家事も両立して私のためにすべての時間を費やしてくれる母の姿を見て、単純に『かっこいいな』って思って。私も母のようになりたいし、もっと女性が生活しやすい社会にしていきたいって思っています」
女手一つで自分を育ててくれたお母さんへの感謝と尊敬。その気持ちが江口さんの人生の軸となっている。
そんな江口さんは、将来の選択肢の一つとして起業を考えているという。
「佐藤マクニッシュ怜子さんが私の中でのロールモデルになっています。佐藤さんは元々インフルエンサーとして有名になられて、今は”和”をコンセプトにしたナイトウェアのブランドを展開されている方なんですけど、日々発信する言葉やマインドに信念があってすごく憧れていて。なので、今は私もインフルエンサーとしての発信力をつけて、将来的に起業することを選択肢の一つに考えています」
そして、残り1ヶ月を切った中央ミスコンでも、まだまだ精力的に活動していく予定だという。
「今はLIVE配信の期間は終わったんですけど、自分のことを応援してくれる方の大切さを配信活動を通して改めて実感できました。なので、残りの期間でもファンの方に『最後まで応援し続けてよかった』って思ってもらえるような活動をして、ミスコン活動が終わっても『2024年のミス中央の江口瑚乃果良かったよね』って、みなさんの記憶に残るような活動をしていきたいです。ファンの方を大切にする気持ちでは誰にも負けません!」
取材・文:ワダハルキ