武器はメンズメイク×SNSマーケティング「今よりもビッグになる」【寺薗遼|ミスター青山コンテスト2024】

今回は、ミスター青山コンテスト2024エントリーNo.4の寺薗遼さんにインタビューしました!

寺薗遼(てらぞのりょう)

寺薗遼

ミスター青山コンテスト2024エントリーNo.4。文学部フランス文学科3年。

メンズメイクを広めるためにミスターコンに

SNSで発信をするほどメンズメイクにハマっているという寺薗さん。最初はファッションに夢中だったが、ファッションを追求するうちにメイクにも興味を持つようになり、気がつけば化粧品に関する資格を取得するほど、その魅力に取り憑かれていた。

「日本化粧品検定っていう資格があるんですけど、その資格の2級を持ってます」

普段メイクをしない私(27歳・男)からすれば”メンズメイク”というワードを聞いただけで身構えてしまうのだが、メイクにまったく興味がないわけではない。むしろ、やってみたい。しかし、何から始めればいいのかまったくわからない。恐る恐る「メンズメイクではまず何をすればいいのか」を聞いてみた。

「何でもいいんですけど、まずはやってみることですね。最初は全然自分に似合ってなくてもいいんですが、やってみないと自分に似合う色とかもわからないので、とりあえずやって見ることです」

思いの外、体育会系的な回答が返ってきたが、「とりあえずやってみる」というのは勉強でもスポーツでも重要なことだ。であれば、メイクにおいても「とりあえずやってみる」ことが一番重要なのだろう。

寺薗遼

そんな寺薗さんがミスターコンへの出場を決めた理由も、メンズメイクだった。

「最初にミスターコンに興味持ったのは、去年のミスター青山に友達が出ていたからなんですけど、出場を決めた一番の理由は『メンズメイクを広めたい』って思ったからですね。メンズメイク自体の認知度って正直まだまだだと思っていて。だからこそ『自分が先陣を切って発信していきたい』って思って、その発信力をつけるためにミスターコンに参加を決めました

最近でこそ徐々に注目をされるようになってきた男性のメイクだが、寺薗さんの言う通り一般的にはまだまだメジャーとは言えない。そんな中で「自分が先陣を切る」という決断は、まさに行動力の塊である。

ちなみに、そんな行動力のある寺薗さんは、現在ミスターコンの活動と並行して、SNSマーケティングの企業でインターンを行っているという。

「元々SNSを見るのが好きだったので、『長期インターンやるならSNSについて勉強したいな』って思って選びました」

まだ始めて2ヶ月ほどしか経っていないが、転職者向けの記事を書く仕事を任されている。また、業務を通して得たSNSマーケティングの知見は、普段のミスコン活動の発信にも活かしている。

寺薗遼

「SNSマーケティングを実施する場合ペルソナを考えると思うんですけど、そこは意識して発信しています。例えば、『自分のフォロワーさんには20代の女性の方が多いから、ちょっとかっこいい写真多めにあげてみよう』とか」

いち発信者としての自分の立場を客観視し、どうすれば伸びる発信ができるのかを考える。まさに、発信者の視点とSNSマーケティングの視点両方を持った寺薗さんならではの戦い方である。

「今よりもビッグになる」

ミスターコンにインターンと、忙しいながらも寺薗さんは充実した日々を過ごしている。そして、活動後の明確な目標も自分の中で持っているという。

大きい目標は、今よりもビッグになること。自分はやっぱり美容が好きなので、美容業界で影響力を持てるようになりたいです

今後インフルエンサーとして活動していくのであれば、ミスター青山という肩書きは大きな武器となるだろう。しかし、寺薗さんはあくまでも冷静に自分を客観視している。

「今はミスター青山っていう大きなコンテンツがあるから注目してもらえてると思うんですけど、それが消えたときの自分の影響力はまだ測りかねてます。だからこそ、ミスターコンが終わってからが勝負だと思ってますね」

大好きなメンズメイクを広めるために、SNSマーケターとして、インフルエンサーとして、寺薗さんの挑戦はこれからも続いていく。

寺薗遼

取材・文:ワダハルキ

撮影:けんを

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