春日愛実

東大現役合格の理系アイドルの挑戦「地方の女の子にも東大を選んでもらえるように」【春日愛実|ミス東大2025】

今回は、ミス東大2025ファイナリストの春日愛実さんにインタビューしました!

春日 愛実(かすが まなみ)

春日愛実

ミス東大2025エントリーNo.2。工学部システム創成学科4年。



アイドルからもらった元気を届けたい

── 今回、なぜミスコンに出てみようと思われたのでしょうか?

春日さん:私はアイドルが好きで、いつもアイドルからたくさん元気をもらっています。なので、自分も誰かを元気にしたり笑顔にしたいと思って、大学ではアイドルのコピーダンスサークルに入りました。

でも、今年が学部最後の1年なので、もっとたくさんの人に元気を届けたいと思ってミスコンに応募しました。

── アイドル好きになったきっかけはありますか?

春日さん:大学1年のときに行ったiLiFE!さんのライブですごく心を動かされたのがきっかけですね。それまでも可愛い女の子は好きだったんですけど、単純に見て癒されるような存在でした。けど、実際に歌って踊っている姿を見たときに、すごく感動したんです。そこから、アイドルの方のSNSを見たり、ライブに行ったりするようになりました。

── 実際にミスコン活動をしてみていかがですか?

春日愛実

春日さん:たくさんの方に見ていただけるのが嬉しいという気持ちと、SNS運用が大変という気持ちの両方です。見てくださる方を増やすために試行錯誤したり、SNSの投稿も毎日上げないといけないので、準備が大変ですね。

── ミスコン出場前もアイドルのコピーダンスサークルでSNS運用はされていたのでしょうか?

春日さん:はい。公演のチケット販売の告知のためにSNSをやっていました。ただ、ミスコンのように短期間で集中的に投稿した経験はなかったので、勝手が全然違いましたね。

ミスコンでグランプリを目指すなら毎日投稿は必須ですし、他のメンバーも毎日頑張っているので、自分も頑張らないといけないというプレッシャーを感じます。



逆転で東大に現役合格

── 春日さんは現役で東大に入られたとお聞きしましたが、もともと東大を目指していたのでしょうか?

春日さん:入れたらいいなーぐらいの気持ちでは思っていました。高校自体も結構東大を目指す人が多かったんです。

── 受験は順調でしたか?

春日愛実

春日さん:全然余裕はなかったです。本当は理科一類に行きたかったんですけど、直前で不安になって理科二類に変えました。模試の判定もC判定が多かったので、人並みぐらいには苦労したと思います。

── 受験勉強はどのようにされていたのでしょうか?

春日さん:東進衛星予備校に高校1年生の頃から通っていました。映像授業なので疲れて寝てしまうこともあったんですが、自分のペースで進められるところがよかったですね。

── ちなみに、高校時代は部活もされていたのでしょうか?

春日さん:軽音楽部でキーボードをやっていました。小さい頃からピアノをやっていて、高校の新入生歓迎行事で軽音部のステージを見て、「かっこいいな」と思って入りました。ただ、コロナ禍だったので、あまり活動はできなかったですね。

── ピアノをやられていたんですね。他には何か習い事はされていたのでしょうか?

春日愛実

春日さん:書道も小さい頃からずっとやっていました。書道をやっていたおかげで集中力が鍛えられた気はしていて、長時間の勉強も全然苦に感じないですね。



生成AI関連企業でインターン

── 学部は工学部とのことですが、どういったことを学ばれているのでしょうか?

春日さん:情報系の学科なので、プログラミングなどを学んでいます。今は外部の企業でインターンをさせていただいているのですが、プログラミングの知識をインターン先でも活かせています。

── その企業はどういった事業をされているのでしょうか?

春日さん:生成AIを活用して、企業のさまざまな課題を解決する会社です。

── インターンはいつごろから始められたのでしょうか?

春日愛実

春日さん:去年の夏休みぐらいなので、1年ちょっと前ですね。学科の先輩がそこで働いていらっしゃって、紹介していただきました。

── インターンをやっていて良かったと感じる部分は何かありますか?

春日さん:プログラミングなどの技術的な部分はもちろん、経営などのビジネスサイドの知識も学べることが、とても有意義に感じています。それを組み合わせて、社会の課題解決に取り組んでいけたらいいなと思っています。具体的には、人の暮らしを良くするような課題解決に貢献したいですね。



「東大を一つの選択肢にしてもらえるように」

── 残りの活動期間はどのように頑張りたいですか?

春日さん:やるからにはグランプリを目指したいです。一方で、私は地方出身の女子という東大では少数派の存在なので、地方の女の子たちにも、東大を選択肢の一つとして考えてもらえるような存在になれたらいいなと思っています。なので、受験に関する発信もできればなと考えています。

── 最後に将来の夢や目標を教えてください。

春日さん:具体的な進路は決まっていないのですが、技術とビジネスの両方を学んだ経験を活かして、人の生活に影響を与えられるような仕事に就きたいですね。社会課題の解決に貢献できるような人間になりたいと思っています。

春日愛実

取材・文:ワダハルキ

撮影:ゆうゆう



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