高校1年生で廃部寸前の演劇部を再生「ミスコンのために10キロ落としました(笑)」【伊豆田栞愛|ミス近大2025】

今回は、ミス近大2025ファイナリストの伊豆田栞愛さんにインタビューしました!

伊豆田 栞愛(いずた かんな)

伊豆田 栞愛

ミス近大エントリーNo.5。文芸学部2年。



廃部寸前の演劇部を復活

── 今回なぜミスコンに出てみようと思われたのでしょうか?

伊豆田さん:もともと、アナウンサーに憧れがあったんです。今は文芸学部で舞台をやらせていただいているんですけど、役者としての活動を通じて声に乗せて表現することの楽しさを知って。

そこからたくさんのアナウンサーさんも見るようになって、「アナウンサーになるならミスコンかな?」と思って調べたら、近大にもミスコンができたことを知ったんです。で、それがちょうど去年の近大のミスコンの時期だったので、「来年は絶対にこれに出よう」と思って、1年間自分磨きを頑張って、今年ようやくエントリーしました。

── 念願の出場だったんですね。ちなみに、自分磨きは具体的に何をされていたのでしょうか?

伊豆田さん:実は去年から10キロ痩せたんです(笑)。大学に入るまで陸上部で砲丸投げをやっていたので、元々はけっこう身体が大きくて。

あとは、舞台をやるうえでも痩せたほうがいいと思っていましたし、1年かけて頑張りました。

── 学部で演劇をやられているんですよね。演劇はいつから始められたのでしょうか?

伊豆田 栞愛

伊豆田さん:演劇は高校からですね。小学校では音読の授業で率先して読んだり、児童会で放送部に入って読み聞かせをしたり、昔からとにかく声を出すことがすごく好きだったんです。その好きが高じて、中学生ぐらいから演劇に興味を持ち始めて、高校で本格的に始めました。

── 高校では演劇部に入られたということでしょうか?

伊豆田さん:そうなんです。そもそも、その高校に入ったのも演劇部があったからなんです。でも、入学してすぐに、演劇部が廃部寸前なことを知って。

最初は「え!?」って感じだったんですけど、私はどうしても演劇をやりたかったので、1年生ながら部長を務めて、部員も私以外に5人ぐらい集めました。演劇に興味がない子まで入ってくれて、最終的には市の大会で賞を獲ることができました。その経験は一番印象に残っていますね。

── 大学でも舞台をやられているんですよね?

伊豆田さん:はい。舞台芸術専攻というコースがあって、演者から裏方まで一通り経験できるんです。照明、音響、監督、舞台美術も全部学生がやって、一つの演劇を作るんです。

── 面白そうですけど、すごく大変そうですね。

伊豆田さん:基本的には朝から晩まで授業と稽古があります。なので、ミスコン期間中は夜の21時半まで稽古をして、その後ライブ配信をして、SNSに投稿して、みたいなスケジュールなので、本当に寝る時間がないです…(笑)。



ファイナリストは「一緒に高め合える」関係

── ミスコン活動で印象に残っていることは何かありますか?

伊豆田 栞愛

伊豆田さん:ファイナリスト同士の仲の良さは印象に残っています。最初は、「ミスコンって、ちょっとギスギスしているのかな?」って思っていたんですけど、全然そうじゃなくて。もちろん、それぞれがグランプリを獲るために頑張っていますけど、ご飯に行ったり相談したりして、一緒に高め合っている感じがありますね。

── LIVE配信についてはいかがですか?

伊豆田さん:まったく経験がなかったので、「自分だけ魅力を伝えらないんじゃないかな?」って、最初は不安でした。でも、やってみたら意外と楽しくて。ファンの方が応援してくれているのがリアルにわかるので、「こんなに私のことを思ってくれてる人がいるんだ」って。

「配信のために時間を空けて来たよ」みたいに言ってくださる方もいるので、思った以上に楽しいです。

── SNS活動で大変なことは何かありますか?

伊豆田さん:凝った動画とかって、考えて工夫した動画は伸びたりするんですけど、毎日それができないのが歯がゆいですね。でも、編集は好きなので、今後も見応えのある動画を作っていきたいです。



目標は“伝える仕事”

── 残りの活動期間はどのように頑張っていきたいですか?

伊豆田さん:SNS、特にInstagramに力を入れたいですね。編集が好きなので、動画の撮り方を改善したり、編集してちゃんと見応えのある動画をいっぱい作っていきたいなと思っています。どうやったら自分の魅力が伝えられるかを考えながら、SNSをやるしかないなって感じです。

── 最後に改めて、将来の夢や目標を教えてください。

伊豆田さん:アナウンサーであったりレポーターであったり、表に出て何かを伝える仕事がしたいです。特に、都会よりは地方で活動していきたいですね。日本に住んでいても、日本の知らないことはまだまだ多いと思うので、地元の人と交流して新しい発見を自分で味わって、その魅力をたくさんの人に届けたいです。

伊豆田 栞愛

取材・文・撮影:ワダハルキ



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