今回は、ミスキャンパス関西学院2024エントリーNo.5の谷本亜優さんにインタビューしました!
谷本亜優(たにもとあゆ)
不完全燃焼に終わった子役時代
小学生時代に子役事務所に入っていたという谷本さん。
「事務所に入ったのは、小学生のときに石原さとみさん主演の『失恋ショコラティエ』を観て『女優さんってすごい! 私もなりたい!』って思ったのがきっかけですね」
しかし、事務所に入るとレッスン費用もかかるうえに、勉強が疎かになる可能性があるという理由で、最初は両親から反対されたという。
「けど、どうしても入りたかったので、小学校5年生のときに『ダメだったら諦めるからオーディションだけ受けさせて』った頼み込みました(笑)。『それならいいよ』ってことでオーディションを受けさせてもらって、なんとかオーディションに通って事務所に入ることができた感じですね」
念願叶って事務所に所属できた谷本さんだが、最初は演技とダンスのレッスンを受ける日々が続き、表舞台での活動機会には恵まれなかった。
「レッスン自体は楽しかったんですけど、子役の仕事をするチャンスは全然なくて。なので、当時は事務所に所属しているというよりは、演技とダンスの習い事に通っている感覚でした(笑)」
仕事の機会はないものの、憧れの芸能界を目指して谷本さんは必死にレッスンを受けていた。しかし、教育熱心な両親の方針で谷本さんは中学受験をすることになり、6年生になったタイミングで事務所を辞めることとなった。
そして、中学、高校でも両親から勉強することを強く言われていたため、芸能活動をすることは許されず、谷本さんはもどかしい日々を過ごしていた。
憧れのミスコン出場
中学、高校で普通の生活を送っていた谷本さんだったが、芸能界への憧れはずっと持ち続けていたという。そして、大学生になって両親からの制限もなくなり、再度芸能活動へ挑戦するためのきっかけとして考えたのが関学のミスコンだった。
「関学のミスコンは高校生ぐらいの頃から見ていて、ずっと憧れがありました。過去の出場者方には、今もアナウンサーやタレントとして活躍されている方がたくさんいらっしゃるので、『私も出てみたい!』って思ってたんです」
しかし、1回生のときは自分への自信のなさや「本当にやれるのか?」という不安から、応募までには至らなかった。
「2回生になった今も特に自信がついたわけではなかったんですけど、『このまま何もしないのはもったいない』と思って、思い切って応募してみました」
「落ちてもしょうがない」とダメ元で応募した関学のミスコンだったが、谷本さんは厳しい選考を勝ち抜き、念願のミスコン出場を叶えた。それは同時に、小学5年生で芸能活動を辞めた谷本さんにとって、9年越しの夢への第一歩でもあった。
「ファンの方に恩返しをしたい」
ダメ元で応募したミスコンだったこともあり、活動開始から数ヶ月以上が経った今でも谷本さんは自分がミスコンに出場しているという実感がないという。
「SNSやLIVE配信を通して、たくさんのファンの方々が自分を応援してくれることが、すごく不思議な感覚で。けど、ファンの方々の期待に応えられるように頑張りたいですし、何よりもファンの方々一人ひとりを大切にして何かしらの形で恩返しをしたいと、今は強く思っています」
ちなみに、その恩返しの一環として、谷本さんはミスコンの審査対象に入っていないTikTokにも動画を投稿している。
「写真はインスタやXにたくさんアップしているんですけど、動画はそんなに多くないんです。けど、ファンの方が動いている私を見られるのって、LIVE配信のときと対面のイベントのときぐらいなので、なるべく動画をたくさん出してちょっとでも楽しんでもらいたいなって」
そして、ミスコン終了後は本格的に芸能活動を再開させる予定だ。
「やっぱり、俳優になることが一番の目標ですね。憧れは石原さとみさんなので、『失恋ショコラティエ』みたいな恋愛系の作品もそうですし、いろんなジャンルの作品に出演して、どんな役でもこなせる俳優になりたいです!」
取材・文:ワダハルキ
撮影:けんを