今回は、ミスターキャンパス関西学院大学2025ファイナリストの宮木星瑠さんにインタビューしました!
宮木 星瑠(みやき せいる)

ミスターキャンパス関西学院2025エントリーNo.4。文学部文化歴史学科3年。
「一回きりの人生なら」
── 今回なぜミスターコンに出てみようと思われたんですか?
宮木さん:「一回きりの人生なら、挑戦してみてもいいかな」って思ったのがきっかけです。
自分は80年代とか90年代の音楽が好きなんですが、その年代のミュージシャンの方は今は50代、60代になられているのを見て、「その歳になったら自分は何をしているんだろう?」ってふと思ったんです。
極端な話、その歳まで生きているかどうかもわからない。それだったら、今のこの瞬間に自分が興味を持ったことはやってみたいと思って、ミスターコンに応募しました。
── そもそも、その年代の曲にハマったきっかけは何かあったのでしょうか?
宮木さん:父が角松敏生さんのファンで40年ぐらいずっと聞いているんですが、小学校の高学年になったときに、父が角松さんのCDを20枚ぐらい貸してくれたんです。そのCDを1枚1枚、夏休みとか時間があるときに聞いてみたんですが、「こんな音楽を作る人がいるんだ!」ってものすごい衝撃を受けて。
そこから角松さんのファンクラブにも入って、さらに小沢さんが影響を受けた山下達郎さんや他のアーティストさんの音楽も聞くようになって、どっぷりとハマりました。
テーマは「見てくれる人を笑顔に」
── 実際にミスターコン活動をしてみていかがですか?

宮木さん:グランプリとは別に、「見てくれる人も笑えて、自分にとっても新しいことに挑戦する」というテーマを自分のなかで持って活動しているんです。
例えば、LIVE配信では「絶対使わない絵文字選手権」っていうのをやりました。スマホにたくさん入っている絵文字の中で、これ普段絶対に使わないだろうっていう絵文字をコメントで視聴者の人に送ってもらって、その新しい使い道を考えようっていう感じで。
── 面白い企画ですね。例えばどんな絵文字が出ましたか?
宮木さん:骨付き肉の絵文字とかですね。この絵文字はワイルドなイメージがあるんで、「明日も頑張るぞ!」みたいに頑張りを決意するときとかに使ったらいいんじゃないかなと。
── 確かに決意が現れますね(笑)。こういう企画はどうやって考えるんでしょうか?
宮木さん:自分の好きなお笑い芸人さんの、面白かったネタや企画を思い出して、「あれって、なんで自分が好きなんだろうな?」とか「どこが面白いと思うんだろう?」って分析しています。
例えば、その芸人さんがインタビューで「どういう過程でそのネタが生まれたのか」を語ってくれていたりするので、それらをまとめて抽象化して、自分なりにアイデアの作り方の公式を作って、そこに落とし込むようにしています。
── ミスターコン活動で大変だったことはありますか?
宮木さん:新しいアイデアを考えることですね。自分なりにテーマを決めているからというのもありますが、どうしてもアイデアを出すのに時間がかかってしまうので、そのぶんSNSの投稿頻度も落ちてしまうんです。
── アイデアはいつ考えるんでしょうか?

宮木さん:一日考えて「無理かな」って思っていたら、お風呂に入ったときにいきなり思いついたりとか、リラックスしてるときに急に思いつく、みたいな感じです。
── 本当にお笑い芸人みたいですね(笑)。
宮木さん:そうですね。できたときの達成感はすごいんですけど、やっぱり苦しみながらですね。
俳優として朝ドラにも出演
── 今は大学でサークルや部活には入られていますか?
宮木さん:部活やサークルには入っていません。今は事務所の方に所属していて、俳優をやっています。
5歳から小学校卒業まで入っていた芸能プロダクション系列の事務所に、大学1年生のときに入り直した形です。
── 5歳で事務所に入られたのは自分の意志ですか?
宮木さん:最初は親の意思だったんですが、小学校6年生の最後の1年間は堂々と演技ができるようになって、すごく楽しかったですね。そのときの記憶があったので、大学生になって再開してみようと思いました。
── 演技のお仕事は楽しいですか?
宮木さん:いろんな現場に行けて、自分の知らない人と会えるのは面白いですね。自分の目でドラマや映画のメイキングを見ている感覚です。
── 印象に残ってる現場はありますか?

宮木さん:NHKの朝ドラの『おむすび』にエキストラで出演し、シソンヌの長谷川さんとご一緒させていただいたときですね。長谷川さんは担任の先生役で出られていて、僕ら生徒を見てるっていうシチュエーションだったんですが、長谷川さんは本番以外のリハーサルで毎回アドリブを入れられていたんです。しかも、それが全部面白くて。
その日はちょうどクランクインの日だったので現場の空気も緊張感があったんですが、長谷川さんのおかげで一気に空気が緩んだので、改めて凄さを感じました。
「自分も周りの人も笑顔にしたい」
── 残りの活動期間はどのように頑張りたいですか?
宮木さん:やっぱり、アイデアを考える時間のほうが多くなってしまって投稿頻度が落ちることは多いので、そこは改善したいですね。
── 最後に、将来の夢や目標があれば教えてください。
宮木さん:このまま演技を続けるかもしれないですし、もしかしたら他のことに挑戦するかもしれないません。けど、そのなかでも自分も周りの人も「楽しい」と思えることをやっていきたいです。

取材・文・撮影:ワダハルキ

