今回は、ミス中央コンテスト2024エントリーNo.4の櫻井美咲子さんにインタビューしました!
櫻井美咲子(さくらいみさこ)
才能がなさすぎて諦めた
5歳から8歳までカナダで過ごした経験を持つ櫻井さん。中学と高校ではミュージカル部に所属し、現地で培った英語力を活かして全編英語の劇を演じていたが、中学に入った当初はテニス部に入っていたそう。
「元々、中学1年生の最初のほうはテニス部に入ってたんですけど、あまりにも才能がなさすぎて…(笑)。父から『お前は本当にテニスの才能はないから、違う部活を見に行け』って言われてミュージカル部に行きました」
習い事で水泳や空手をやっていたこともあり、決して運動音痴というわけではなかった櫻井さんだが、「使う道具が増えていくとダメになる」そうで、ボールとラケットを使うテニスは最悪の相性だったのだろう。
そして、偶然の出会いとなったミュージカル部だったが、結果的には6年間続けるほど熱中し、その経験もあって大学ではダンスサークルに入った。ちなみに、櫻井さんはダンスサークルを2つ掛け持ちしているのだが、掛け持ちしているが故の悩みもあるという。
「大学ではガールズヒップホップダンスとK-POPのカバーダンスのサークルに入ってるんですけど、どちらかと言えばガールズは各々の個性を大事にするんですけど、K-POPは全員の一体感を大事にするので、テイストが真逆なんです。なので、たまに頭がごっちゃになるときはあります(笑)」
経営者になるためにミスコン出場
そんな充実した大学生活を送っていた櫻井さんがミスコンへのエントリーを決めたのは、自身のなかにある明確な夢を叶えるためだった。
「私の父が経営者で幼い頃から父のかっこいい姿を見て育ってきたので、『父のような経営者を目指したい』という想いから、将来の選択肢の一つとして起業を考えています。そうなったときに、自分自身の知名度を上げておいたほうが将来経営者になるのに有利だと思ったので、ミスコンに応募しました」
ミスコン活動でインフルエンサーとしての発信力をつけ、その発信力を活かしてビジネスを立ち上げるケースは珍しくはない。しかし、最初から「将来ビジネスをやるためにミスコンに出よう」と考えている人は珍しい。
「自覚はないんですけど、やっぱり経営者である父をずっと見てきていたので、自然と経営者的な逆算思考になっているのかもしれないですね(笑)」
そして、ミスコン活動をスタートさせた櫻井さんだったが、ミスコン以外の表に立つ活動の経験はなかったこともあり、日々戸惑うことも多かったという。特にダンスサークルを掛け持ちしている櫻井さんにとっては、スケジュール管理が一番のネックとなった。
「ダンスサークルではサークルを運営する立場にもいるので、ミスコン期間中でもサークルを疎かにはできなくて。加えてアルバイトもやっているので、そこのスケジュール管理は本当に大変でしたね…」
しかし、大変さ以上に楽しいことや嬉しかったことも多かった。
「やっぱり、他大学のミスコン出場者の方とか協賛企業の方々とお話しする機会はミスコンならではの経験だったので、すごく新鮮でした。自分にはない考え方に触れたり、自分が知らなかったことを知れたのはとてもいい経験でした」
昔の自分を取り戻すために海外へ
起業を目標にしている櫻井さんは、ミスコン終了後の予定として海外渡航を計画している。
「私、小さい頃からわりと明るくハキハキしていたみたいなんですけど、大学生になるまでいろんな人と接してコミュニケーションの取り方とかも考えるようになって、自分としては昔より明るくなったと思ってたんです。けど、この前幼馴染に会ったら『全然変わってないよ』って言われて(笑)。そのときに、『カナダにいたときの自分って何も考えずに明るく話せていたのかな?』って思ったんです。今も人とコミュニケーションを取るのは全然苦ではないんですけど、『もしかしたらカナダにいたときの自分のほうがより魅力的だったのかもしれない。だったらもう一度海外に行って、海外ならではの文化や価値観に触れて、昔の自分を取り戻したい。』って思って。なので、ミスコンが終わったら近い内に海外に行こうと考えてます」
留学で行くのか、単純に海外に行くのかはまだ決めかねているそうだか、起業という目標を叶えるために櫻井さんは自分なりのロードマップを描いている。
「けど、今はまだミスコン活動期間中なのでまずはそこに集中しています。健康第一で、無事にファイナルを迎えるられるように残りの活動期間は頑張りたいです!」
取材・文:ワダハルキ