今回は、ミスター青山コンテスト2024エントリーNo.1の後藤優弥さんにインタビューしました!
後藤優弥(ごとうまさや)
失恋を期に自分磨きに没頭
「俺は絶対ミスターコンに出る!」と、周囲に宣言するほど青山ミスターコン出場を熱望していた後藤さん。そのきっかけは高校時代にまで遡る。
「高校時代にお付き合いしていた彼女がいたんですけど、高校卒業した直後ぐらいに振られちゃったんですよ。けど、僕はまだ彼女のことが好きだったので、『半年間自分磨きするから、半年後にもう一回考えてほしい!』って伝えたんです」
そこから後藤さんは自分磨きをひたすら頑張り、半年後にもう一度アプローチを試みた。
「けど、もうそのときには彼女に新しい恋人がいて。なので、結局あっけなく振られました…(笑)」
ドラマや漫画であればそこから復縁する展開もあっただろうが、現実はそう甘くはない。しかし、後藤さんは転んでもタダでは起きなかった。
「元々仮面ライダーが好きで人前に立つことも好きだったので、『仮面ライダー俳優になれたらいいな』って漠然と思っていたんです。『せっかく自分磨き頑張ったし、目指してみよう』と思って、ジュノンスーパーボーイズコンテストにエントリーしました」
“若手俳優の登竜門”とも言われているジュノンスーパーボーイズコンテストは、山本裕典(2005年ファイナリスト)や菅田将暉(2008年ファイナリスト)、犬飼貴丈(2012年グランプリ)など、受賞後に仮面ライダーに出演する俳優が多いことでも知られている。
「ジュノンボーイの肩書きがつけば、仮面ライダー俳優に近づけるかも」
そう考えた後藤さんは、思い切ってエントリーを決めた。
ジュノンボーイからミスター青山に
ジュノンボーイにエントリーした後藤さんだったが、「審査期間はかなり苦しかった」という。
「ファイナリストまでの審査はLIVE配信の順位で決まるんですけど、今まで配信なんてやったことがなかったのでかなり苦戦しましたね…。なので、ジュノンボーイの活動していた去年の夏はかなり病んでました(笑)」
ジュノンボーイの審査はファイナル審査まで複数回に渡って繰り返される。後藤さんもベスト70まで勝ち残れたものの、結果的にファイナリストになることは叶わなかった。
目標としていたジュノンボーイにはなれなかった後藤さんだが、仮面ライダー俳優になる夢は諦めることはできなかった。
「やっぱり、まだ挑戦したい」
自分の中で”最後のチャンス”と決めて、ミスター青山に応募。選考を通過して、見事ファイナリストに選ばれた。
「グランプリだけを考えています」
めでたくミスター青山のファイナリストに選ばれた後藤さんだが、ミスターコンにもLIVE配信の活動はある。そのことについては抵抗はなかったのだろうか。
「最初は『やっぱり大変かな?』って思ってたんですけど、ミスター青山はジュノンボーイと違ってLIVE配信だけで順位が決まるわけではないので、ジュノンボーイよりもめちゃくちゃ楽しくできてます!(笑)」
その秘密は、ジュノンボーイが終わったあとに入った青学のアナウンス研究会での活動にあった。
「アナウンス研究会では、発声練習とかニュース原稿読む練習とかもするんですけど、ラジオ番組みたいなフリートークの練習もするんです。なので、そこでの経験はめちゃくちゃ活きてると思います」
ちなみに、過去には6時間ぶっ通しで配信をしたそうだが、そのときも6時間ずっと雑談をしていたらしい。また、配信では「ファンの人との距離が近くなるように心がけている」そうで、まさにジュノンボーイやアナウンス研究会での経験をフル活用している。
そして、後藤さんはSNSでの発信も工夫しているという。
「基本的にインスタは毎日投稿しててかっこいい写真を多めに使ってるんですけど、TikTokはインスタとは真反対の”蛙化男子”みたいな投稿してます。例えば、僕運動神経悪いんですけど、敢えてスポッチャとかに行ってスポーツしたら、自分で言うのもなんですが結構面白い動画になるんですよ(笑)」
後藤さんがここまで配信やSNSを頑張れるのは、コンテストでの結果にこだわっているからに他ならない。
「やっぱり芸能活動をやるにしても、グランプリを取れなければ厳しいとは思ってるんです。なので、今回のミスターコンではグランプリを取ることだけを考えています」
「芸能界で活躍する」ということが、口で言うほど簡単ではないことは、本人が一番わかっている。しかし、それでも目指さなければ夢は叶わない。
ミスター青山でグランプリを取って芸能界デビューし、そのあとは一番の目標である仮面ライダー俳優へ。
後藤さんの”勝利の方程式”はすでに決まっている。
取材・文:ワダハルキ
撮影:けんを