ーじゃあ、文学自体は高校のときからずっと好きだったんですね。
具体的には小学校の5年生ぐらいから文学は突き詰めていて。それがだんだん具体化していったのが高校時代ですね。
ー文学を好きになったきっかけは何かあったんでしょうか?
私実は元々本が大嫌いで(笑)

写真提供:本人
ーあれ?そうなんですか?(笑)
そうなんですよ(笑)けど、昔イジメにあっていて、けっこう自分の殻に閉じこもりがちだったところを、母が「いや、本を読んだ方がいいよ」っていうふうに言ってくれて。
それで選んだのが「人間失格」で。
ー太宰治の?
はい。タイトルのインパクト強くて、「なんか自分みたいだな」って思っちゃったんですよ(笑)
それで「ちょっと読んでみよう」って思って読んだら、内容だったり、太宰が伝えようとした内容にシンパシーを感じて。
そこから「あ、文学も捨てたもんじゃないな」っていうふうに思って(笑)だんだんのめり込んでいった感じですね。