竹中結子

人前でお弁当すら食べられなかった”恥ずかしがり屋”がミスコンファイナリストに 「薬学部合格よりも嬉しかったことは…」【竹中結子|ミス慶應コンテスト2025】 

今回は、ミス慶應コンテスト2025ファイナリストの竹中結子さんにインタビューしました!

竹中 結子(たけなか ゆうこ)

竹中結子

ミス慶應コンテスト2025エントリーNo.1。薬学部薬学科3年。



薬剤師に憧れて薬学部へ進学

── 今回ミスコンに出てみようと思われたきっかけは何だったのでしょうか?

竹中さん:私は今、部活もサークルもやっていないんですけど、周りの同い年の子は就活をすごく頑張っているので、「私も頑張らなきゃ」と思ったのが最初のきっかけです。

私は薬学部なので就活は2〜3年後なんですけど、「大学生のうちに何か1つでも、挑戦して、自分が『頑張れたな』って思えることが欲しい」と思って、ミスコン挑戦を決めました。

あとは、高校生のときに薬学部の学生さんが配信しているYouTubeやInstagramを見ていたので、私もミスコン活動を通してそういった発信ができたらいいなと思って応募しました。

── 今は薬学部に通われているんですね。なぜ薬学部に進学しようと思ったのですか?

竹中さん:私は小さい頃から喘息で病院に通うことが多くて。そのときに毎回薬を処方してくださっていた薬剤師さんが、子どもの私でもわかるように薬の説明をしてくれたり、紙に書いて説明してくれたり、すごくお世話になったんです。

当時から医療関係の仕事には興味があったので、その薬剤師さんがきっかけで「薬剤師を目指してみようかな」と思って、薬学部に進学しました。あとは、化粧品系のお仕事にも興味があったのも理由の一つですね。

── 薬学部の勉強は大変ですか?

竹中結子

竹中さん:テストが大変ですね。夏休みも、他の学部は9月末とかまであるんですけど、薬学部は9月からもう授業が始まってしまっていて。しかも、慶應の薬学部は4学期制なので年4回もテストがあるんです。毎回10科目以上の試験があって、それがけっこく大変ですね…。

── ミスコン活動との両立も大変そうですね。

竹中さん:そうなんです。ちょうどミスコンのお披露目の1週間後が試験期間だったので、お披露目直後が一番しんどくて。友達もテスト期間なので「SNS用の写真を撮って」ともなかなか言いづらかったし、そのときはすごく大変でした。



極度の恥ずかしがり屋だった幼少期

── 実際にミスコン活動を始めてみていかがですか?

竹中さん:最初はやっぱり、SNSの投稿が一番苦戦しました。今までInstagramも見る専門で使ってて、XやTikTokもアプリすらダウンロードしていない状態だったので、すごく苦戦してたんですけど、最近はだんだん楽しみながら発信できるようになってきました。

LIVE配信も最初はすごく大変だったんですけど、毎日見に来てくださる方がいらっしゃるのを見ると、本当に感謝しかなくて。なので、今は感謝の気持ちを忘れず、最後まで活動したいと思っています。

── LIVE配信が大変だったというのは、人前で話すのが苦手だったということでしょうか?

竹中結子

竹中さん:昔からみんなの前に立って発言することは得意な方ではなかったですね。なので、私がミスコンに出てることを幼稚園とか小学校の先生が知ったら、すごくびっくりすると思います(笑)。

── そんなにですか(笑)。

竹中さん:幼稚園に入りたての頃はみんなの前でお弁当を食べるのが嫌で食べずに帰っていたぐらいで…(笑)。「本当に誰にも見られたくない」っていうぐらい、すごい恥ずかしがり屋でした。

小さい頃にはバレエをやっていたんですけど、そのときのバレエの先生も、私の声をほとんど聞いたことがなかったんじゃないかというぐらい、本当にしゃべらなかったので。なので、私のSNSでの発信を見てくれて「あの結子が!?」って、すごいびっくりされていました(笑)。

── バレエもやられていたんですね。バレエこそめちゃくちゃ緊張しませんか?

竹中結子

竹中さん:毎回緊張していました…(笑)。

── まあ、そうですよね(笑)。そう考えると、今回ミスコンに出られているのは竹中さんのなかではかなり大きな決断だったのではないでしょうか?

竹中さん:そうですね。ミスコンに出たい気持ちはあったんですけど、なかなか勇気を出せずで。ギリギリまで悩んだんですけど、最後は本当にもう勢いで締め切り最終日の夜に送りました。



「人生で一番嬉しかったことは…」

── 竹中さんのプロフィールに「人生で一番嬉しかったこと」が「スタバの面接に受かったとき」と書いてあったんですが、これは本当でしょうか?

竹中さん:はい(笑)。

── ぜひ詳しく教えてください(笑)。

竹中結子

竹中さん:ずっとスタバでバイトするのに憧れていたんですけど、何回も落とされちゃっていたんです。面接で落とされることもあったんですが、書類の段階で落とされることもあったりして。

2か月ぐらいいろんな店舗に応募して、5店舗目ぐらいでやっと受かったので本当に嬉しくて。これまで同じことに何度も挑戦した経験があまりなかったので、より嬉しかったのかもしれません。

── 慶應薬学部合格よりですか?

竹中さん:…そうですね(笑)。



「応援してよかった」と思ってもらえるように

── 残りの活動期間もあとわずかですが、どんなふうに活動を頑張りたいですか?

竹中結子

竹中さん:LIVE配信やSNSを見てくださる方から「いつもコメントを丁寧に返してくれるのが、すごく嬉しい」と言っていただいたんですけど、それは私が意識していたことなので、その部分は最後まで大切にしながら活動したいです。

あとは、最後は笑顔で終われるように、ファンの方に「応援しててよかったな」と思ってもらえるように、残りの活動期間は頑張りたいなと思っています。

── 最後に将来の目標などがあればお聞かせください。

竹中さん:ミスコン活動を通して、SNSで発信する経験をさせていただいたので、活動が終わっても絶対にInstagramは残したいなと思っています。そこで薬学部の学生に関する発信を続けられたらいいなと。

お仕事の面では、ミスコン活動を通していろいろなお仕事があることを知ったので、もっと視野を広げて、少しでも興味を持ったお仕事を調べてみて、将来の選択肢はじっくり考えていこうかなと思っています。もちろん薬剤師の資格は絶対に取りたいので、まずは薬剤師の資格取得を第一の目標に頑張ります。

竹中結子

取材・文:ワダハルキ

撮影:片岡翔



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