今回は、ミスキャンパス関大2024エントリーNo.5の山田普月さんにインタビューしました!
山田普月(やまだふつき)
プロサッカーチームのチアガールも経験
小学校1年生から現在まで16年間チアダンスを続けている山田さん。
「チアダンスを始めたのは、同じマンションの同級生の女の子がチアをやってるのを見て『かわいい』って思ったのがきっかけですね。そのあとチアのクラブに体験に行ったらすぐにハマって、そこからはずっとチア一筋って感じです(笑)」
山田さん曰く、小学校時代が一番チアにハマっていたそうで、毎日学校から帰ってきたら家で練習するほどだったという。そして、そんな山田さんのチア熱は中学、高校でも冷めず、大学進学後にはプロサッカーチームのチアガールオーディションを受験。見事合格し、1年間チームのチアガールとしての活動も経験した。
「期間は1年だけだったんですけど、広いスタジアムで踊るのはすごく楽しくてめちゃくちゃいい経験でした」
ちなみに、山田さんはチアガールの活動とは別でバイトもしており、これまでにカフェ店員、塾講師、学生服の販売員など、さまざまな仕事を経験してきた。また、昨年は1年間休学してアメリカへの語学留学を実行。休学期間を含めて実に5年間、数多くのことに挑戦し、充実した大学生活を送ってきたと言える。
「大学に入った年がちょうどコロナが流行ってるときだったので、1年生のときはほとんど何もできなくて。なので、コロナが明けてからは『やりたいことは何でも挑戦しよう!』って思って大学生活を過ごしてきました」
「チアの魅力をもっと広めたい!」
そんな山田さんはなぜ今回ミスコンにエントリーしたのか。
「いくつか理由はあるんですけど、一番はチアの素晴らしさを広めたかったからです。私がプロサッカーチームのチアやってたとき、『別にチアなんかいらんやん』ってネガティブなことを言われることもあったんです。それがめちゃくちゃ悔しくて『SNSとか使って、もっとチアの良さをみんなに広めたい!』って思ってたんですけど、私SNS更新するのが苦手なタイプでどうすればいいかわからなくて。けど、『ミスコンに出たらSNSの発信力もつくし、もっとチアの良さを広められるんじゃない?』って思ったので、ミスコンにエントリーしました」
チアガールとしての活動では嬉しい言葉をもらえることのほうが多かったが、時にはネガティブな言葉をかけれることもあった。しかし、山田さんはその言葉に負けず、むしろ「チアの良さをもっと広めてやる」という反骨心から、ミスコンへの挑戦を決めた。
とはいえ、これまでとはまったく新しい活動を大学生活最後の年に挑戦するのは、なかなか勇気のいることでもある。そこに抵抗はなかったのだろうか。
「プロチームのオーディションも留学もそうなんですけど、私、何か新しいことに挑戦するときのワクワクする感じが好きなんです。だから、ミスコンに出る前は『負けるもんか!』って気持ちが強かったんですけど、今は純粋に毎日楽しみながら活動できてます!」
また、山田さんはバイト、チア、留学と、大学生活のほとんどを学外で過ごし、大学の友達と遊ぶ時間も数えるほどしかなかったそうで、ミスコンは貴重な”青春を味わえる場所”でもあるという。
「この前も、ミスミスターのファイナリストと運営のみんなで白浜にあるヴィラに遊びに行ったんですけど、海で遊んだり、バーベキューしたり、温泉入ったり、もう最高すぎました(笑)」
応援してくれている人への恩返し
活動開始から現在までミスコン活動を思う存分満喫している山田さん。活動当初は「SNSでの発信力をつけたい」という想いが強く、コンテストの結果にはあまりこだわりがなかったそうだが、今はかなり心境に変化が出てきているという。
「正直、最初は『絶対にグランプリ取る』とかは全然思っていなくて、どちらかと言えばコンテスト終わってからに目を向けていました。けど、友達やファンの方が毎日『投票したよ!』って報告してくれるのを見てると『自分は本当に幸せ者だな』って思って、今は応援してくれるみんなにグランプリを取って恩返ししたい気持ちが強いです」
実際に山田さんはミスコン中盤から徐々に発信に力を入れるようになっていき、各月のSNSの発信結果で決まる個人賞で、9月のX部門で1位を獲得した。
そして、現在4回生の山田さんは卒業後は一般企業に就職し、チアは趣味として続けていく予定だという。
「2年前にサッカーチームでチアやってたときからずっと応援してくれている5歳年下の女の子がいるんですけど、その子は毎年手紙を書いてくれるぐらい私を応援してくれていて、その子自身も今チアをやってるらしいんです。まさか、そこまで大きな影響を自分が与えられるなんて思ってもなかったんですけど、その話を聞いたときにすごく嬉しくて。なので、これからもっと自分で発信力をつけていって、今後も誰かの人生にポジティブな影響を与えられる人になりたいです」
常に前向きなポジティブチアガールの挑戦は、これからも続いていく。
取材・文:ワダハルキ
撮影:けんを