多木萌花

「応募するだけならタダだし…」AIを研究するリケジョがアナウンサーを目指す理由とは【多木萌花|ミスキャンパス関大2024】

今回は、ミスキャンパス関大2024エントリーNo.3の多木萌花さんにインタビューしました!

多木萌花(たきもえか)

多木萌花

ミスキャンパス関大2024エントリーNo.3。総合情報学部総合情報学科3年。

「応募するだけならタダやし」

大学でAIの研究をし、Vtuberやヴァーチャルライブの制作を行う珍しいサークルに入っている多木さん。

サークルではVtuberを一から作ったりしているんですけど、モーションキャプチャーをつけて動きを取ったり、キャラクターのデザインをしたり、3Dモデリングをやったり、けっこう本格的に作ってますね」

ちなみに関大を選んだのも「理系の学部がある関西の大学で一番コンピュータとかの設備が整っているから」だそう。

まさに、”ザ・リケジョ”な大学生活を送っている多木さんは、なぜミスコン出場を決めたのだろうか。

多木萌花

アナウンサーを目指していて、ミスコンが始まるまでアナウンサー就活をやってたんです。そのときのエントリーシートに『人前に立って喋った経験があれば書いてください』って質問があったんですけど、まったく経験がなくて何も書けなくて、書類で落とされちゃって…。『この第一関門を突破できないと難しいな』って思って友達に相談したら、『ミスコン出てみたら?』って言ってくれたんで、『確かに応募するだけならタダやし応募してみるか』って感じでエントリーしました

ミスコンに応募するときのテンションが「応募するだけならタダやし」というのは、なんとも関西人らしいノリである。とはいえ、結果的に多木さんは選考を通過して見事ファイナリストに選ばれた。アナウンサーを目指すにあたって、ミスコンほどプラスになる活動は他にはないだろう。

しかし、活動当初は慣れないことの連続で、かなり苦労も多かったという。

多木萌花

「普段自分の写真をSNSに載せたりしてなかったですし、特にTikTokに関しては、今までTikTokを撮ることを避けてきた人生だったので…。踊りもわかんないし、画面のどこ見たらいいかわかんないし、最初は1本の動画を撮るのに1時間ぐらいかかってました(笑)」

まさに”ミスコン活動の洗礼”を受けた多木さんだったが、持ち前の継続力でコツコツ発信を続けていき、活動から4ヶ月程経った今ではかなりスムーズにSNSを使えるようになったそう。

AIにはできない伝え方を目指して

アナウンサーになるためにミスコン活動を始めた多木さんだったが、そのアナウンサーを目指すようになったきっかけには、大学で学んでいるAIが関係しているという。

「以前とあるニュース番組で、アナウンサーの方がニュースに感情移入をして泣いてしまうっていう出来事があったんです。アナウンサーの方が泣いたことに対してネットでは賛否両論だったんですけど、私はそのアナウンサーさんの姿にとても心を動かされて。アナウンサーってAIに代替されていく仕事の一つって言われているんですけど、そのときに『視聴者の心を動かすような伝え方をすることは絶対にAIにはできない。私もそんな伝え方ができるアナウンサーになりたい』って思って、アナウンサーを目指すようになりましたね」

多木萌花

現在はミスコン活動のためにアナウンサー就活はいったん休止しているものの、ミスコンが終わり次第、再びアナウンサーを目指して動き出す予定だという。

「今はミスコンもそうなんですがAIの研究も頑張ってるので、アナウンサーになれたらその辺りの知識を活かして、”理系アナウンサー”みたいな感じで活動していきたいです」

そして、残り1か月を切ったミスコン活動でも目標を掲げている。

「私、野球が好きで特にオリックスが好きなんですけど、つい先日現役を引退された選手が最後の言葉で『心残りは一つもありません!』って言ったんです。その言葉がカッコよすぎて、私もファイナルでは胸張ってその言葉を言えるぐらい全力で頑張りたいです!

サークルも、研究も、ミスコンも、アナウンサー就活も、多木さんは今日も”全力投球”を続けていることだろう。

多木萌花

取材・文:ワダハルキ

撮影:けんを

Share
share