今回は、ミスキャンパス同志社2024エントリーNo.4の山本望日さんにインタビューしました!
山本望日(やまもとのぞみ)
放送部と茶道部で過ごしてきた日々
取材中、アナウンサーのような落ち着いた声のトーンで話を聞かせてくれた山本さん。高校時代は放送部に所属し、イベントで司会を務めた経験があるというのだから納得だ。
「当時、放送部にめちゃくちゃかっこいい女性の先輩がいらっしゃったんです。みんなの前で堂々と話されている姿が『かっこいい!』と思って、『私も先輩みたいになりたい!』という気持ちで放送部に入りました」
しかしながら、山本さんは元々人前に立つことはあまり好きではなかったという。
「ちょっとしたことでも緊張しちゃうタイプなので、あまり人前に立つのは好きじゃないんです。けど、放送部の練習は好きだったので、放送部で活動するために仕方なく人前に立って司会とかをやっていた感じでしたね(笑)」
一方、大学では「和菓子が好きで京都らしいことをしたい」という理由で茶道部に入部。長期休暇以外の期間は毎日稽古に参加し、定期的に開かれるお茶会に向けて日々作法を学んでいる。
「部活の先輩やお茶の先生に教えていただいているんですけど、『ここの角度がダメ』とか『しなやかさが足りない』とか、けっこう厳しくて(笑)。
茶道では『円相』という概念を意識していないと所作が綺麗に見えないんですけど、なかなか難しいんです…」
ちなみに、山本さんは和菓子のなかではどら焼きが一番のお気に入りだそうで、取材中の語り口からもどら焼きへの並々ならぬ熱量を感じた。
「美味しいお店のどら焼きは本当に美味しいんですけど、みんなわかってないんですよ〜。1回食べたら、絶対に世界広がりますよ!」
「新しい自分に出会えるかもしれない」
高校生時代は放送部、大学では茶道部と、ジャンルは違えど充実した日々を過ごしていた山本さん。しかし、一つだけ消化不良に感じていることがあった。
「放送部に入ったのも茶道部に入ったのも、『先輩に憧れて』とか『お茶が好きだから』とかで、初めから『覚悟を決めて何かをやり遂げよう』と思っていたわけではなかったんです。
結果的に、放送部と茶道部での経験はとても素晴らしいものではあったんですが、どちらかと言えば、『入ってみて成り行きで活動を頑張る』という感じでした」
話し方や見た目の雰囲気からは想像できないほどストイックな考えを持つ山本さん。そんな彼女にとって、何か自分に足りない部分があるという事実は、見過ごせるものではなかったのだろう。
そして、山本さんは”覚悟を決めてやり遂げるための舞台”としてミスコンを選んだ。
「ミスコンって、とことん自分と向き合う活動だと思うんです。なので、ミスコンに本気で向き合えたら達成感も感じられると思いますし、自分では気付けなかった新しい自分に出会えるかもしれないと思って、応募しました」
とはいえ、山本さんは放送部の活動で人前に立つという経験こそあったものの、SNSでの発信は未経験。そのため、SNSの使い方では今でも苦労することは多いという。
「本当にSNSの使い方がわからなかったので、最初は機能を覚えることからスタートしました(笑)。今はまだマシになったと思うんですけど、それでもまだ慣れないですね…(笑)」
「将来の夢は…」
慣れないながらもミスコンの活動に懸命に取り組む山本さん。最初は「自分の成長のため」という気持ちが強かったミスコンだが、今はLIVE配信やSNSを通じて応援してくれるファンへの感謝の気持ちがどんどん強くなっているという。
一方で、多くの人から注目されるようになっても、山本さんは冷静に自分の気持ちを整理している。
「ミスコンに出ればインフルエンサーや芸能人になるチャンスはあると思うんですけど、その道を私はあまり考えていないですね。
なので、LIVE配信もSNSもミスコンが終わってからも続けるかどうかは悩み中です」
山本さんにとってミスコンはあくまでも成長の場であり、注目度が高まったとしても自分を見失うことは決してないのだ。
では、そんな山本さんは自己成長を遂げた先に何を目指すのだろうか?
「将来やりたいことは決まってるんですけど…、内緒です(笑)」
取材・文:ワダハルキ
撮影:けんを