今回は、ミスキャンパス同志社2024エントリーNo.2の檜山叶果さんにインタビューしました!
檜山叶果(ひやまかのか)
筋金入りのインドア人間
「なるべく外に出たくないんですよね」
取材中、檜山さんの口から少なくとも5回は聞いた台詞だ。
自他ともに認めるインドアな性格の檜山さんは、小学校、中学校でも特定のグループには属さず、友達と遊ぶときも「誘われたら行くけど、自分からは誘わなかった」というスタンスだった。加えて、中学と高校では部活に入っていなかったというのだから、筋金入りのインドア人間である。
「一応、習い事でピアノと絵画、ミュージカルはやっていたんですけど、外に出たくないのは昔からですね(笑)」
ピアノも絵画もミュージカルも、檜山さんが自分から「やりたい」と言って始めたそうだが、どれも外に出なくていい活動であるところに、檜山さんの「外には出たくない」という強い意志(?)を感じたのは私だけではないだろう。
アナウンサーを目指す2つの理由
そんな超絶インドア人間の檜山さんがミスコンに出場したのは、「アナウンサーになる」という自身の夢に少しでも近づくためだという。
確かにスタジオで原稿を読む仕事が中心になるアナウンサーなら、インドアな檜山さんに向いているかもしれない。とはいえ、アナウンサーは時には取材のために外に出向くこともあり、そういう意味では完全にインドアな仕事とは言えない。
しかし、檜山さんがアナウンサーを目指しているのには、明確な理由があった。
「アナウンサーを目指しているのは2つ理由があって、1つは小学生時代の音読の授業がすごく好きで『将来は声を使った仕事がしたいな』と憧れていたからです。
2つ目は、2回生のときに行ったフィリピン留学でストリートチルドレンを見て衝撃を受けたことですね。日本だとストリートチルドレンを見ることはほとんどないと思うんですけど、フィリピンではストリートチルドレンはありふれた日常の一つなんです。
ストリートチルドレンの問題は根深い問題だと思うんですけど、一人でも多くの人が当事者意識を持ってくれれば問題解決に近づけるかもしれない。だからこそ、そういった問題を広くたくさんの人に伝えられるような仕事をしたいと思って、アナウンサーを目指すようになりました」
「もっと分厚い人間になりたい」
アナウンサーという夢のためにミスコン出場を決めた檜山さん。ミュージカルの経験があったため人前に立つことは苦ではなかったというが、SNSやLIVE配信などは未経験。そのため、「何を発信すればいいのか」、「コメントも何を返せばいいのか」など、とにかく手探りで進めなければいけなかった。
さらに、ミスコン活動では撮影会やフェスなど各種イベントへの参加が求められる。インドアな檜山さんにとっては負担になるのではないかと思われたが、逆にイベントへの参加はかなり楽しめているという。
「着物を着て撮影したり、合宿で和歌山に行ったり、ミスコンで経験させていただくことは全部新しいことなので、外に出ることがとても楽しいですね(笑)」
そして、ファイナルも徐々に近づいてきており、檜山さんは現在はそのリハーサルに追われている。ファイナルイベントでは各々が自分の好きなことや得意なことを披露する自己PRの時間があるのだが、檜山さんは自己PRで披露する演目を習得するために外部の講師に依頼連絡を行ったそう。
「自己PRで何をやるかは言えないんですけど、たくさんの人の心を動かせるようなことをするつもりです!」
そして、ミスコン終了後はアナウンサーの夢に向かって再び歩き出していく。
「ミスコンで培った経験を活かして、よりたくさんの人に理解してもらえる伝え方ができるアナウンサーを目指します。そのためにも、もっと分厚い人間になりたいです!」
取材・文:ワダハルキ
撮影:けんを