「全部1位を獲りたい」親子でミスコン出場のサラブレッドが幼少期のトラウマ乗り越え目指す夢とは【田中葵|ミスキャンパス関西学院2025】

今回は、ミスキャンパス関西学院2025ファイナリストの田中葵さんにインタビューしました!

田中 葵(たなか あおい)

田中葵

ミスキャンパス関西学院2025エントリーNo.1。社会学部社会学科3年。



夢のためにミスコンに出場

── 今回なぜミスコンに出てみようと思われたんですか?

田中さん:中高6年間部活をしていたんですけど、毎日頑張ることがあったから充実していたんです。でも、大学に入ってからは何かに打ち込むことをまったくやっていないことに、あるとき気づいて。

私は将来アナウンサーになりたいんですけど、その夢を叶えるなら今の何もしていない状況じゃ無理だよなと思って。何か一つでもめちゃくちゃ頑張れるものがほしいと思って、ミスコンに応募しました。

── 将来はアナウンサーを目指されているんですね。

田中さん:はい。中学生ぐらいからぼんやりと思っていたんですけど、全然行動に移せていなかったので、今回のミスコンは本当にいい機会でした。

ただ、最初はミスコンに出るのはけっこう渋ってたんです(笑)。

── というと?

田中葵

田中さん:元々、自分を出すのがあまり好きではなかったんです。今の時代、自分のことをSNSに載せる人も多いと思うんですけど、私はそういうのも好きじゃなくて、どちらかというと「あまり目立ちたくないな」ぐらいの性格でした。目立ってアンチとか来たら嫌じゃないですか(笑)。

けど、周りも「出てみなよ」って言ってくれたり、母も「めっちゃやってほしい」って言ってくれたこともあって、自分の将来の目標を叶えるためにも「ちょっと頑張ってみようかな」と思って応募しました。

── 実際にミスコン活動をしてみていかがですか?

田中さん:めっちゃ楽しいですね! 出る前は「しんどくてメンタル崩壊する」ぐらいに思っていたんですけど、全然そんなことなく楽しんで活動できています。

今は毎日予定が詰まっていて休みがほとんどないんですけど、私は何もないとダラけてしまうので、何か自分が頑張れるものがある方が人生充実していると思えるので、忙しさも全然苦にならないです。



幼少期のトラウマを乗り越えて

── お母さんが「ミスコンに出てほしい」というのも珍しいですね。

田中さん:実は母も私と同じ歳ぐらいのときにミスコンに出場していた経験があったみたいなんです。昭和の時代なので、今とは全然違うと思うんですけど。

その影響もあって私は幼い頃に子役をやっていて何回もオーディションとかに連れていかれてたんですけど、本当は全然行きたくなくて。なので、それがトラウマになって「あんまり目立ちたくない」って思っていたんです。

── それは大変でしたね…。

田中さん:知らない大人の人とかカメラに囲まれるのがめっちゃ嫌いで。たまにお仕事で学校を休むこともあったんですけど、「そこまでして行きたくない!」ってよく母とケンカしていました。

── そこまで表に立つのが嫌いになったのに、アナウンサーに憧れていたのはなぜなんでしょう?

田中葵

田中さん:人前に立ったり話したりするのは苦手だったんですけど、心のなかでは「克服したい」ってずっと思っていたんです。そんなときにテレビでアナウンサーの方を見て、「私と対照的だな」と思いました。だからこそ、アナウンサーになれば苦手を克服できるかもしれないと思って、アナウンサーが憧れになったんだと思います。

── 人前に立つことはミスコン活動である程度慣れてきましたか?

田中さん:かなり慣れてきたと思います。写真撮影も楽しくて、カメラマンさんに撮っていただいた写真を見て、「これ、自分!?」って毎回感動しています(笑)。



ミスコン活動中の事務所所属が話題に

── 今はアナウンサー就活とミスコン活動を両立されているということでしょうか?

田中さん:そうですね。アナウンサーの試験は時期が早いので、今年の春から今までずっと全国を飛び回っています。全国各地の局を回りながら配信もやらないといけないので、スケジュール面で言うとしんどいんですけど、それをこなしていくと楽しいから達成感が出せています。

── 本当に大変なスケジュールですね。ですが、先日事務所に所属されたというニュースを拝見しました。一つ夢に近づいたのではないでしょうか?

田中葵

田中さん:ありがたいことです。就活中に「事務所とか興味ないの?」って声をかけていただいて、「あります」って言ったら紹介していただいて。けど、まさかネットニュースになるほどのことだとは思っていなかったですね。

── ミスコン活動中に所属した、というのが珍しかったのかもしれませんね。

田中さん:ですかね? けど、全体的にタイトルとかも大げさすぎるせいでヤフコメが荒れてて。「まだミスコンなんてやってるの?」とか書き込まれてました(笑)。



「全部1位を獲りたい」

── 残りの活動期間はどのように頑張っていきたいですか?

田中さん:私はめっちゃ負けず嫌いなので、絶対にグランプリを獲りたいと思っています。今の自分の順位はまったくわからないので不安ではあるんですけど、SNSでもLIVE配信でも全部1位を獲りたいです。

ただ、私は自信満々に見せるのは上手いんですけど、内心は全然自信満々ではないので、温かく見守っていただきたいです(笑)。

── 最後に、将来の夢や目標を教えてください。

田中さん:やっぱりアナウンサーになりたいです。でも、ミスコンを通して発信する楽しさも知れたので、ミスコンが終わってからも発信活動は続けていきたいなと思っています。それこそ事務所の活動をしたり、いろいろなメディアに出てみたいですね。

田中葵

取材・文・撮影:ワダハルキ



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