今回は、ミスキャンパス同志社2025ファイナリストの長谷川あさひさんにインタビューしました!
長谷川 あさひ(はせがわ あさひ)

ミスキャンパス同志社2025エントリーNo.6。法学部法律学科3年。
アナウンサーになるためにミスコンへ
── 今回なぜミスコンに出てみようと思われたのでしょうか?
長谷川さん:私は将来アナウンサーを目指しているんですけど、アナウンススクールに通って話し方や技術を学んでも、それを披露する機会がなくて、本当に自分の身になっているのかがわからなかったんです。でも、ミス同志社のファイナリストとして活動できたら発信する場をいただけるので、絶対に自分の成長につながると思って応募しました。
── アナウンサーを目指されているんですね。アナウンサーを目指すようになったきっかけは何かあったのでしょうか?
長谷川さん:私が進路に迷っていた高校生のときに、母が「今から頑張れば何にでもなれるよ」って言ってくれて。そのときにたまたまテレビがついていて、そのテレビに映っていたアナウンサーの方を見ながら「アナウンサーにだってなれるよ」って言ってくれたんです。
母としてはあくまでも例の一つとして言っただけだと思うんですけど、私はそこで「本当にアナウンサーになれたらかっこいいな」って思って。そこから少しずつアナウンサーを意識するようになって、受験が終わって大学生になったタイミングで「本格的に目指してみたい」と思って、アナウンススクールに通い始めました。
── アナウンサーになるためにミスコンに出られたとのことですが、実際にミスコン活動を始めてみていかがでしょうか?

長谷川さん:「私のことを応援してくださる方がこんなにいらっしゃるんだ」っていうことに驚きました。
私はこれまでSNSの活動を一切やったことがなかったので、「誰も私に投票してくれないんじゃないか」って思っていたんです。でも、「毎日投票してるよ」って言ってくださったり、SNSの投稿にいつもコメントをくださったり、予想以上にたくさんの方に応援していただけていて、本当に感謝しています。
気象予報士試験とミスコンの両立
── ミスコン活動中に楽しかったことは何かありますか?
長谷川さん:他のファイナリストも運営さんも含めて、学年も学科も違う子たちと仲良くなれたことは一番大きかったです。私はサークルには何も入っていなくて、狭いコミュニティのなかで生活してきたので、ミスコン活動を通して交友関係が広がったことが一番楽しいです。
── 逆に大変だったことは何かありますか?
長谷川さん:実はミス同志社の活動と並行して気象予報士試験の勉強をしているんですけど、試験期間とLIVE配信のイベント期間が被ってしまったことがあったんです。「勉強しないと」っていう焦りと、「でも配信もやらなきゃいけない」っていう焦りの板挟みで、すごく大変でしたね。
── ドンピシャで重なってしまったんですね。気象予報士試験はいつ頃から目指されていたんでしょうか?
長谷川さん:大学2年生ぐらいから勉強を始めました。アナウンサーが伝える情報のなかでお天気はかなり大きな印象を与えるものだと思うんですけど、その言葉に説得力を持たせられるようになりたいと思ったのがきっかけです。
── 気象予報士試験はかなりの難関ですよね。

長谷川さん:合格率は数%で、10回受けてやっと合格するぐらいの試験です。試験は3科目あって、2科目合格すると1年間はその2科目が免除になるシステムで、私は2科目の合格をいただいたので、残り1科目合格を頑張って目指している段階です。
── では、この1年が勝負なんですね。
長谷川さん:そうなんです。また振り出しに戻るのが怖いので、なんとか大学在学中に取りたいなと思っています。
アンチコメントで鍛えられたメンタル
── ミスコンに出る前と出た後で感じたギャップは何かありましたか?
長谷川さん:毎年いろんな大学のミスコンを応援していたので、ミスコンはすごく煌びやかで楽しそうなイメージが強かったです。でも、いざ自分がその立場になってみたら、SNSの更新やLIVE配信、イベント、撮影で本当に目まぐるしく日々が過ぎていくというか。
特にSNSに関しては本当に超初心者だったので、写真の選び方や写真に添えるコメントを考えるのが本当に難しいですね。
でも、最近は気象予報士を目指されている方もフォローしてくださったり、「一緒に頑張ろう」ってコメントをくださるようになったので、そこはSNSをやっていてよかったことですね。
── 気象予報士を目指していることもSNSで発信しているんですね。
長谷川さん:はい。資格試験の勉強ってけっこう孤独で、同じ資格を目指している人が周りにいないことのほうが多いと思うんです。なので、みんなで一緒に頑張れるような発信ができたらいいなと思って、勉強している風景をSNSに載せたりしています。
── ミスコンに出てから変わったことはありますか?
長谷川さん:今まで人前に出る機会がなかったので、「私はどう思われているんだろう?」って周囲の目を気にしてしまうこともありました。でも、ミスコン活動をしている以上、やっぱり否定的な意見をいただくこともあるので、「結局どう頑張っても、言われるものは言われるんだな」って気づきました。
だったら、自分がやりたいことを堂々と載せるほうがいいよねって思って、周囲の目を気にしなくなりました。
── 具体的にはどんなコメントがあったのでしょうか?

長谷川さん:勉強の様子を載せたら、「ミスコンなんだから自撮りとか載せてればいいんだよ」みたいなことを言われたことはありました(笑)。
── しょうもないコメントですね(笑)。そういったコメントを受け流せるようになったのはミスコン活動を始めたからなのでしょうか?
長谷川さん:そうですね。今までは友達の些細な態度にもすぐ傷ついてしまうというか、気にしすぎてネガティブに考えてしまっていたんですけど、今はいい意味で「もういいや」って思えるようになりました(笑)。
「応援してくださる方に感謝を伝えていきたい」
── 残りの活動期間はどのように頑張っていきたいですか?
長谷川さん:こんなにたくさんの方に応援していただけると思っていなかったので、まずは応援してくださる方に感謝を伝えながら活動をしたいです。その恩返しの形がどうなるのかはわからないですけど、みなさんへの感謝が伝わるような期間にできたらいいなと思います。
──最後に改めて、将来の夢や目標を教えてください。
長谷川さん:将来は大好きな地元の九州で、自分の理想のアナウンサー像である「言葉に説得力のあるアナウンサー」になりたいです。私の地元の九州は台風や雨の被害がすごく多くて、台風で学校がお休みになることも珍しくなかったので、そんなときにみなさんの不安を少しでも取り除けるように、天気や災害の知識のあるアナウンサーを目指しています。

取材・文・撮影:ワダハルキ
