今回は、ミス関西学院大学2025ファイナリストの浅井花音さんにインタビューしました!
浅井 花音(あさい かのん)

ミスキャンパス関西学院2025エントリーNo.3。法学部法律学科4年。
医学部を目指していた過去
── 今回なぜミスコンに出てみようと思われたんですか?
浅井さん:昔からアイドルが好きで、小さい頃はアイドルになりたいと思ってたんですけど、ダンスもできないし歌も下手だったので、一歩踏み出すことはできなかったんです。
なので、大学に入るまではアイドルになりたい気持ちを持ちつつ、ずっと勉強する生活を送っていました。
でも、大学生になってミスコンの存在を知ったときに、「人に応援してもらって注目してもらう経験は、アイドルじゃなくてもできるんだ」って思って。今年は大学4回生でラストチャンスですし、この機会を逃したらもう人前に立つチャンスはないと思って、思い切って応募してました。
── ずっと勉強していたというと、何か目指されている夢があったのでしょうか?
浅井さん:お父さんがお医者さんだったこともあって、大学受験では最初は医学部を目指していたんです。本当に物心つく前から進路が決められていたというか、お父さんと同じ道を歩むように言われていて。
── お医者さんを目指されていたんですね。
浅井さん:はい。幼稚園、小学校ぐらいまでは勉強もできたので、自分のことをめっちゃ天才だと思っていたんです(笑)。でも、中学受験でいい学校に入ったので、同級生は自分よりもすごい人たちばかりの環境になってしまって、「あっ、私って凡人だったんだ」って気づきました。
けど、両親からは「絶対に医者になりなさい」「なんでこんな成績しか取れないの?」って言われ続けていたので、ついに高校生になって反抗期が来て、両親に相談せずに文系に変えたんです(笑)。
── なかなか大胆な行動ですね(笑)。

浅井さん:そうですね。けど、最終的には両親も私の意見を聞いて決断を尊重してくれて。そのおかげで今は法学部に入って勉強も頑張れているので、当時の私の選択はよかったのかなとは思っています。
少しだけ克服した人見知り
── 実際にミスコン活動をしてみていかがですか?
浅井さん:まず、これまでの人生でここまで一つのことを頑張ったことがなかったので、この数か月が数年に感じますね。本当に密度がすごい(笑)。もう何年も活動しているような感覚です。
── 活動で印象に残っていることはありますか?
浅井さん:LIVE配信のイベントでブロック1位を取ったことですね。イベントは全部で3回あったんですが、第1弾と第2弾は順位が伸びなくて。そのなかで第3弾で1位を取れたので、周りからは「ダークホース」って言われていました。
── まさに下剋上ですね。どんなことを工夫されたのでしょうか?
浅井さん:第1弾、第2弾の自分の配信を全部見返したり、他の配信者さんの配信を見たりして、自分の何がダメだったのかを徹底的に分析しました。なので、第3弾には万全の状態で臨めたと思っていて、それが結果に表れたのはすごくうれしかったです。
── LIVE配信以外でミスコン活動で大変だったことはありますか?
浅井さん:私は映画、アニメ、ゲーム、本が大好きなインドア人間なので、活動前は1週間ぐらい家に引きこもって外に一歩も出ないこともザラにありました。食べ物だけまとめて買っておいて、コンビニにすら行かないみたいな(笑)。
けど、ミスコンが始まってからは毎日外に出ているので、夏場は特に紫外線とか暑さ対策が大変でした(笑)。
── めちゃくちゃインドア人間の感想ですね(笑)。

浅井さん:そうなんです。あとは、夏はTシャツに、UVカットパーカーぐらいの服しか着ていなかったので、着る服が本当になくて。ミスコンが始まってから、たくさん服を買わないといけなかったのはキツかったですね(笑)。
── ミスコンに出て、自分のなかで成長したと感じることはありますか?
浅井さん:私、インドアでもあり人見知りでもあったんですけど、その人見知りが少し克服できた気はしています。
最近あった話なんですけど、私が2年間通っているネイルサロンがあるんですけど、この前行ったときに、ミスコン活動の疲れでついつい寝ちゃったんですよ。そしたら、その姿を見たネイリストさんが泣き出しちゃって。「ええ、どうしたんですか!?」って聞いたら、「あの花音ちゃんが施術中に寝るぐらい心許してくれるようになったのが嬉しくて…」って(笑)。
確かに、最初の方は目すら合わせられなかったですし、手を持ってもらってても手がプルプル震えてて「ネイルやりにくい」って言われていたので、そこから考えればかなり人見知りは克服できてきたような気はします(笑)。
「自分を好きになりたい」
── 残りの活動期間はどのように頑張りたいですか?
浅井さん:まずはグランプリを獲りたいです。あと、自分を好きになりたいです。
このミスコン期間中、ありのままの自分を好きになりたくていろいろ挑戦してみたんですけど、やっぱり迷うことも多くて。なので、ちゃんと自分を好きになって活動を終われるように最後まで頑張りたいです。
── 最後に、将来の夢や目標があればお聞かせください。
浅井さん:将来は弁護士になりたいです。昔、父がお世話になっている弁護士の方に「あなた弁護士に向いてるよ」って言ってもらったことがあって、そこから自分なりに弁護士について調べてみて興味を持ちました。
私は誰かのために何かをすることがすごく好きで、誰かが喜んでる姿を見たり、「ありがとう」って言ってもらえたりするのがすごい嬉しいんです。
それに、昔の私みたいに弱い立場で苦しんでいる人は世の中にはたくさんいると思っていて、そういった人たちを救える職業だとも思っているので、いつか絶対に弁護士になりたいですね。

取材・文・撮影:ワダハルキ

