今回は、ミス慶應コンテスト2025ファイナリストの山田千愛さんにインタビューしました!
山田 千愛(やまだ ちえ)

ミス慶應コンテスト2025エントリーNo.5。総合政策学部4年。
ミスコンに出たからこそ見える景色を求めて
── ミスコンへの参加を決めたきっかけを教えてください。
山田さん:大学4年生になって学生生活も残り少なくなるなかで、「何か新しいことに挑戦したい」「自分自身をもっと成長させたい」という気持ちが強くなったのが大きなきっかけですね。
ミスコンに出たからこそ見れる景色や出たからこそできる経験もあると思いますし、何も行動せずに後悔するよりやってから後悔するほうが納得できる性格なので挑戦してみました。
── 数ヶ月間、実際にミスコン活動をしてみていかがですか?
山田さん:慣れないことも多くて、日々勉強だなと感じています。特にSNSでの発信は難しくて、どういった形で自分を見せたら魅力的に伝わるのか、という部分は個人的にすごく悩んでいます。
── 逆に、ミスコン活動で「楽しいな」と感じた瞬間はありましたか?

山田さん:ミスコンに出なければできなかった経験をしているときは楽しいですね。例えば、TGC(東京ガールズコレクション)でランウェイを歩かせていただいた経験は、まさにそうだったと思います。
── TGCのランウェイなんて想像するだけで緊張しますね。実際に歩いてみていかがでしたか?
山田さん:緊張している間にあっという間に終わってしまいましたね。「え、もう終わり?」という感覚で、本当に一瞬でした。けど、お客さんの顔は見るように意識していたので少しだけ見れましたね。
ダンスサークルをかけもち
── ミスコンに出る前は芸能活動や発信活動などはされていましたか?
山田さん:何もやっていなくて、ダンスのサークルに入って普通の大学生活を過ごしていました。
── ダンスは大学で始められたのでしょうか?

山田さん:そうですね。始めてみたら思ったより楽しくて、ハマっちゃって。
── なぜダンスサークルを選ばれたのでしょうか?
山田さん:授業で会った友達に「ダンスの公演があるから見に来ない?」って誘われて、観に行ってみたら「楽しそうだな」と思ったのがきっかけです。
そのサークルも緩めのサークルで「活動のペースも調整できるよ」みたいな感じだったので、「じゃあやってみようかな」ぐらいの気持ちで始めました。
── ミスコンとダンスサークルの両立は大変ではないですか?
山田さん:実はダンスサークルには2つ入っているので、正直大変です(笑)。けど、ミスコンもダンスも今年限りではあるので、両方とも全力で取り組んでいます。
──2つ目のダンスサークルに入ったのは何年生のときでしょうか?

山田さん:去年なので、3年生ですね。
──3年生から新しいサークルに入るのは勇気がいりませんでしたか?
山田さん:「まったく迷わなかった」と言えば嘘になります。けど、私はやらずに後悔するよりも気になったら挑戦してみる性格なので、学年を挑戦しない理由にはしたくありませんでした。
そもそも、私が2つ目のサークルに入ろうと思った理由が「よりレベルの高い環境に身を置きたいから」でしたし、実際に入ってみると私のように上級生で入ってくる人も何人かいたので、学年的な体裁はあまり気にならなかったですね。
ミスコン活動で感じた素の自分を出す難しさ
── 中学・高校時代は何か部活をやられていたんでしょうか?
山田さん:中学・高校と演劇部に所属していました。ただ、特別に「人前に立ちたい」という憧れがあったわけではなく、ただただ演劇が楽しかったんです。
── 人前に立つという意味ではダンスとミスコンに通ずるものがある気がしたのですが、そういった欲はなかったんですね。

山田さん:私自身が表に出るような性格ではないというか、表現者っぽくない感じなので。
演劇も楽しいんですけど、ちゃんと練習しないと舞台に立つ自信はなかったです。練習すれば緊張せずに舞台に立てるんですけど、アドリブとか、自分の中身を試されるような演技は苦手でした。
── なぜアドリブが苦手なのでしょうか?
山田さん:無意識に正解を求めてしまうというか、何事も完璧であろうとしてしまうんです。けど、アドリブには正解がないから、そのギャップに苦しんでいましたね。
なので、素の自分をさらけ出すことには今でも少し抵抗があるかもしれません。
── 正解のある受験勉強とは勝手が違いますからね。
山田さん:あとは自分の理想と、周りから見えている自分との間にギャップを感じることが多くて。自分では普通に接しているつもりなのに、周りからは少しクールに見えてしまう、みたいな。
── その「見せ方」の難しさというのは、ミスコン活動でも特に意識されている部分なのではないでしょうか?

山田さん:そうですね。まさにミスコンでは「どうやって自分を表現するか」が問われるので、その難しさは常に感じています。
私の元の性格は、どちらかといえば「ミスコンらしさ」とは少し離れていると思っているんですが、ミスコンファイナリストに求められるのは「ミスコンらしさ」であったりするので、何が正解なのか迷い中です(笑)。
「後悔しないように活動したい」
── ミスコン活動を通して、ご自身の中で変化したことや得られたものはありますか?
山田さん:これまで、自分の世界だけで物事を捉えていた部分があったんですが、ミスコンを通してたくさんの人と関わることで、自分の視野は広くなったと思います。
また、自分に期待してくれている人がいるということを実感できたことで、「期待に応えたい」「頑張りたい」という気持ちが強くなりましたね。
── 活動も残りわずかですが、ファイナルまでに力を入れていきたいことがあれば教えてください。
山田さん:SNSの発信は引き続き力を入れていきたいです。そして何より、「後悔しないように」活動したいです。ダンスとミスコン、どちらも私が「やりたい」と思って始めたことなので、最後まで責任を持って精一杯頑張りたいと思っています。

取材・文:ワダハルキ
撮影:片岡翔

