今回は、ミスキャンパス関西学院2024エントリーNo.4の南璃琉さんにインタビューしました!
南璃琉(みなみりる)
自分を変えるきっかけとなったダンス
明るい笑顔が印象的な南さん。しかし、幼い頃は今とはかなり違う性格だったという。
「小さい頃はめちゃくちゃお母さんっ子で、自分一人では何もできないような子どもだったんです」
そんな南さんの性格を変えるきっかけになったのが、小学校1年生で始めたダンスだった。
「お姉ちゃんの友達がダンスをやっていて、その発表会を家族で見に行ったんですけど、そのときのパフォーマンスにめちゃくちゃ感動して。『すごい! 私もやりたい!』と思ってダンスを始めました!」
小学生でダンスにドハマリした南さんは、中学でもダンスを継続。そして、高校は演劇科のある学校に進学して、ダンスに加えて演劇にも挑戦することとなった。
授業で演技の練習をしたり、外部の幼稚園に演劇を披露しに行ったり、卒業公演では舞台に出演したりと、「まさに演劇科」と言えるような充実した高校生活を過ごした。
4年間での唯一の心残り
ダンスとともに人生を歩んできた南さんは、大好きなダンスを続けるために大学でもダンスサークルに入会した。1回生の前期はコロナの影響でサークル活動がほとんどできなかったが、後期になってからは徐々に活動が本格化。文化祭公演などに出演した。
また、アルバイトも1回生からお好み焼き屋で働いており、4回生になった今でも続けているという。
アルバイトとサークルを満喫し、就活も4回生できっちりと終えた南さん。一見すると充実した大学生活を過ごしてきたようにも思えるが、一つだけ心残りがあった。
「実は1回生の頃から『ミスコンに出たいな〜』って思ってたんです」
南さんが関学のミスコンを認知したのは大学に入学前。高校1年次に行った関学の文化祭でもらったミスコンのチラシで知ったという。
「小さい頃からダンスをやってて、高校でも演劇科に入っていたので、家族は『どんどん人前に立ちなさい』みたいな教育方針だったんですよ。なので、大学に入ってからもずっと『ミスコン出てみたら?』とは言われていました」
しかし、いくら人前に立つのが好きな南さんでもミスコンとなると話は別だ。興味はあっても応募する勇気が出ない状態が続き、気づけば4回生になってしまっていた。
「4回生になっても『やっぱりミスコン出てみたいな』っていう思いはあったので、『もう思い切って応募してみよう!』って覚悟決めて応募しましたね」
書類選考での落選も覚悟していたというが、結果的に南さんは選考を勝ち抜き、憧れのミスコンファイナリストに選ばれた。
誕生日にグランプリを
念願のミスコン活動が始まった南さんだが、ミスコン活動が始まったことで思わぬ落とし穴にハマってしまったそう。
「内定先が不動産会社なので宅建の勉強をしてるんですけど、ミスコンが始まってから勉強時間の確保が難しくなっちゃって。ミスコン前は模試で合格点は取れていたんですけど、今は合格点にあと10点ぐらい足りないことが多くなっちゃって、勉強とミスコンの両立に苦労していますね…」
勉強面では苦戦している南さんだが、ミスコン活動ではLIVE配信イベントで学内1位を獲得するなど、努力がしっかりと結果に表れている。
また、SNSも南さんなりに工夫しながら、精力的に投稿を続けているという。
「私、ご飯食べたりお酒飲んだりするのがめちゃくちゃ好きなので、最近はご飯やお酒の写真をアップしたりしてますね(笑)。LIVE配信もそうですけど、SNSでは本当に自由に発信してると思います」
一般的にミスコンは活動期間が長く、SNS更新やLIVE配信を毎日求められることもあり、人によってはメンタル面で不調を来してしまうことも珍しくない。実際に、今年の関学ミスコンの活動期間は他大学と比べると長く、必然的にSNS投稿やLIVE配信の回数も多くなる。
しかし、南さんに限っては「辛い」という感情は一切なく、「楽しんで活動できている」という。それは、本人が望んでミスコンに出たからでもあるだろうが、一番は南さんが自分の好きなことを好きなように続けられているからだろう。
そして、南さんにとって今年のファイナルでグランプリを獲得することには特別な意味があるという。
「実は、ファイナルの日が私の誕生日なんですよ(笑)。なので、22歳の誕生日に”グランプリ”というプレゼントをみなさんからいただけるように、最後まで頑張りたいです!」
取材・文:ワダハルキ
撮影:けんを