今回は、ミスター中央コンテスト2024エントリーNo.2の佐藤光真さんにインタビューしました!
高校時代に掴んだチャンス
岡山県出身で、小学校6年生から現在まで10年近くダンスを続けている佐藤さん。小学校2年生から4年間ソフトボールに打ち込んでいたが、6年生ながら身長が139cmだった佐藤さんは体格差に悩まされることが多く、「身長とか体格を気にしなくていいスポーツがしたい」と考え、ダンスを始めた。
「ダンスは部活じゃなくて外部のスクールに通って習ってました。中学と高校は本当にダンス一本の生活でしたね」
身長は関係なく、己の実力のみで評価されるダンスにのめり込んでいった佐藤さんだが、高校2年生のときに大きな転機が訪れる。
「地元のイベントで踊る機会があって、そのときに『ダンス&ボーカルのグループに入らないか?』って誘っていただいたんです。『ボーカル経験のない男の子を半年間鍛えてデビューさせる』っていう岡山のテレビ局の企画だったんですけど、芸能界への憧れもあったので参加することに決めました」
番組名はOHK岡山放送の『MUSIC TRIBE TV』。深夜番組の中のワンコーナーではあったものの、デビューまでの期間は常にカメラの密着が入り、その模様は毎週テレビで放映されるというかなり力の入った企画だった。ただ、佐藤さんはダンスには自信があったものの歌に関しては「平均よりは下手なほう」だったそうで、デビューまでの半年間はかなり苦労したという。
それでも徐々に歌もダンスも形になっていき、2021年の11月に「DDC」というグループ名でデビューを果たした。
「本当にデビューできるのか不安だったんですけど、最後はなんとかCDも出せたので嬉しかったですね」
「ミスターコンをきっかけに夢を掴みたい」
DDCのメンバーとしてデビューを果たした佐藤さんは、活動を通じてより一層芸能界への憧れを強く抱くようになり、高校卒業後は上京することを決意。中央大学へ進学し、DDCとしての活動は終了した。
そして、上京後は事務所には入らずInstagramやTikTokで発信活動を続けていたが、思うように伸びない時期が続いた。
「なんとかして注目されるきっかけを掴みたい」
そんなときに見つけたのが中央ミスコンだった。
「ミスターコンに出れば知名度もついて、芸能界へのチャンスも広がるかなって思って出場を決めました」
夢を掴むためにミスターコンに出場した佐藤さんは、持ち前の行動力と”ミスター中央ファイナリスト”の肩書きを活かして、さまざまな活動に挑戦していった。
「ミスターコンに出たことで、他大学のミスやミスターだったり、協賛企業やメディアの大人の方に出会えたので、そこは僕にとって一番の収穫でした。最近だと、東大芸研の方にお声がけしてもらって東京大学の学園祭の舞台に出ることになりました。あとは、ミスターコンの活動で知り合った方に、MBSラジオの『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン ~』という番組のオーディションを紹介していただいたんですけど、そのオーディションを通過してレギュラー出演が決まったりもしました」
順調にチャンスを掴んでいる佐藤さんだがTikTokやInstagramでも継続的に発信を続けており、ミスターコン終了後にはYouTubeチャンネルの開設も検討するなど、夢を掴むための準備に余念はない。
「僕の場合、ミスターコンが終わってからが勝負なんです。ミスターコンの活動期間中は運営の方に案件を取ってきていただいたりもしてたんですが、ファイナルが終了する11月5日からは、改めて全部僕一人でやらなくちゃいけない。だからこそ、今からできることは全部やって、ミスターコンは『悔いなく全部やり切った』って言って終わりたいです」
そして、佐藤さんは自分の中で芸能界への明確なビジョンを描いている。
「まずはインフルエンサーとして頑張って、街中を歩いてたら『あ!』って声かけられるぐらいは有名になりたいです。あとは、東大芸研の舞台に出ることもあって俳優としての活動も頑張っていきたいので、いつか『仮面ライダー』に出演したいです。Abemaの恋愛リアリティショー出演も目指したいですね(笑)」
取材・文:ワダハルキ