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「自分を変えたい」挑戦を続ける“リケジョモデル”が目指す未来【島田ゆりあ|ミスキャンパス同志社2023】

島田ゆりあ

年齢、性別関係なく、「自分を変える」ことは非常に勇気がいる。

なぜなら「自分を変える」ことは、自分が今まで信じてきたものや、自分を支えてきたものに疑問を投げかけることを意味するからだ。

それでも、時に人は「自分を変える」ために「挑戦」を続ける。

ミスキャンパス同志社2023ファイナリストの島田ゆりあさんも、「自分を変える」ために「挑戦」を続けてきた一人だ。

「自分を変えたい」という想いを持って大学生活を過ごし、「挑戦」を続けてきた島田さん。その想いに迫った。

島田ゆりあ(しまだゆりあ)

島田ゆりあ

ミスキャンパス同志社2023エントリーNo.4。理工学部情報システムデザイン学科4年。現在は被写体モデルとしても活動している。

挑戦し続けた大学生活

幼い頃からピアノを習っていたこともあり、島田さんは人前に立つことに楽しさを感じていた。

しかし、心の中ではどこか自分に自信が持てず、「何をするにしても積極的にはなれなかった」と言う。

その思いが影響したのか、大学受験では現役で志望校に合格することはできなかった。1年間の浪人生活を経て再受験するも、第1志望への合格は勝ち取れず、悩んだ末、合格していた同志社大学への進学を決めた。

島田ゆりあ

マイナスな気持ちでスタートした大学生活だが、「高校までの自信がない自分から変わりたい」という思いから、島田さんは大学入学後、被写体モデルとしての活動をスタートする。

ちなみに、島田さんはミスキャンパス同志社2023ファイナリスト唯一の“リケジョ”。一般的に、理系大学生は授業・課題・実験など、いくつもの壁を乗り越えて初めて単位を取得できる。一言で言えば、「理系大学生はとても忙しい」。

加えて、被写体モデルの仕事は野外での撮影が多く、撮影スポットを探すためにそれなりの距離を徒歩で移動することも当たり前。

つまり、この2つの両立は誰でもできることではないのだ。

だが、「自分を変える」と心に誓った島田さんは、それをやってのけた。

そして、この成功体験の積み重ねが、島田さんの中で確固たる自信を築き上げていった。

「しんどくなったりするのかな…」

そんな島田さんがミスコンと出会ったのは、大学入学直後。

島田ゆりあ

「友達から教えてもらって(ミスコンを)見はじめたんですけど、はじめて見たときからすごく憧れてました」

もちろん、そのときの島田さんには「自分がミスコンの舞台に立つ」という考えはまったくなかった。

しかし、被写体活動をはじめ、さまざまなことに挑戦していくうちに、気が付けば4年生に。

「大学生活で得た経験を活かせることを、最後にしてみたい」と考え、ミスキャンパス同志社に応募。見事ファイナリストに選ばれ、憧れの舞台への一歩を踏み出した。

言うまでもないが、ミスコン活動は楽しいことばかりではない。イベントや撮影で土日が潰れることは日常茶飯事だし、SNSでの継続的な発信は精神的に疲弊することも多い。

だが、島田さんは「もう半分以上過ぎたのがビックリするぐらい、毎日充実しています!」と語る。

島田ゆりあ

意地悪く「それでも大変なことってありますよね?」と尋ねるも、「うーん…」と、逆に言葉に詰まる。

もちろん、活動が始まる前は『精神的にしんどくなったりするのかな…』って思ってたんですけど、本当に毎回楽しんで活動できてます(笑)。私を応援してくれる人がいることがすごく幸せですし、ミスコンは本当に憧れの活動だったので

「いろいろなことに挑戦し続けたい」

残り半年を切ったミスコン活動だが、それは同時に、島田さんの大学生活の残り時間が刻一刻と過ぎていくことも意味している。しかし、島田さんに大学生活での心残りはない。

これまでの人生で得た経験を、これからの社会人生活でも活かしていきたいです。被写体活動も、ミスコン活動も、間違いなく自分を成長させてくれたものなので」

直接口には出さなかったが、その言葉には「同志社大学で大学生活を送れた喜び」がにじみ出ていたように感じた。

また、大学卒業後は民間企業への就職が決まっているが、卒業後もSNSでの活動は続けていく予定だと言う。

私が大学生活で挑戦してきたことは全部、どこかで繋がってると思ってます。私は、大学受験は上手くいきませんでしたが、その経験があったからこそ『変わりたい』って本気で思えました。なので、これからもいろんなことに挑戦し続けたいですし、将来へ不安がある人に『今やってることは絶対将来に繋がるよ』っていうメッセージを届けられたらいいですね

島田ゆりあ

取材・文:和田遥樹

撮影:けんを

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