今回は、ミスターキャンパス関大2024エントリーNo.4の四方沢弥さんにインタビューしました!
四方沢弥(しかたたくみ)
想像以上の“体育会”だった奇術部
学部生時代は奇術研究部(マジック部)に所属し、現在は大学院生として研究に打ち込んでいる四方さん。中学ではサッカー部、高校ではパソコン部に入っていたものの、どちらもなんとなくで入ったこともあり、本気で打ち込めてはいなかった。
「高校までは友達に流されたりすることも多くて、自分で大きな決断をしたことがなかったですね」
ちなみに四方さんが関大に入ったのも、当時の友達が「俺、関大に行くから一緒に行こうぜ」と言われたのがきっかけだという。(ちなみに、その友達は結局関大にはいらなかったらしい)
そんな流されやすい自分を変えるべく「大学では自分で目的を持って過ごそう」と決意した四方さん。迷っていたサークル選びも、自らの意思で奇術部を選んだ。
「マジックってなんか楽しそうだし『もしかしたら就活でも使えるかも?』って思って、奇術部に入りました」
しかし、奇術部の活動は想像以上にハードなものであったという。
「1回生の頃は上回生の舞台のサポートがメインで、自分が舞台に立つことはほんどなかったです。しかも、『部活にも週2、3回は必ず来て練習するように』って言われてたり、練習でも先輩から厳しめに批評されたりして、最初は『思ってたのと違うかも…』って感じでした(笑)」
予想以上に体育会系な部活だった奇術部だが、上回生になって少しずつ舞台に立てるようになっていくと、四方さんはどんどんマジックにのめり込んでいった。
「初めて舞台に立ったときは手も膝も震えてて、お客さんに何とかバレないようにやってたりしたんですけど、4回生のときはマジック自体を楽しめるようにはなってましたね」
(ちなみに、四方さんはトランプマジックが一番得意だそうだが、取材当日にはトランプがなかったためその腕前を見ることはできなかった。無念)
関大初の“大学院2回生ミスター”に
大学4年間は奇術部の活動に打ち込んだ四方さんは、卒業後は大学院に進学。そして、院2回生で就活も終えた現在は、修士論文を書くためにひたすら大学の研究室にこもる生活を続けている。そんな”ザ・大学院生”の四方さんは、なぜ今回ミスターコンに出場しようと思ったのだろうか。
「ミスターコンの存在自体は学部生の頃から知っていて、元々興味はあったんです。けど、学部生時代は勉強と部活が忙しくて余裕がなくて、大学院1年のときも就活で忙しかったので応募もしてなかったんです。けど、今年はようやく時間ができたし、学生生活最後の年なので『思い切って挑戦しよう』と思ってエントリーしました」
ちなみに、ミスミスターキャンパス関大の過去の出場者で、大学院生で出場した人は数名いるものの大学院2回生で出場した人はいない。つまり、四方さんはミスミスターキャンパス関大史上初の”大学院2回生ファイナリスト”ということになる。
「大学院2回生でミスコンに出た人は今までいなかったらしいので、『僕が今年頑張ることで来年以降に一つの道を作れたらいいな』っていう思いもありますね」
大きな目的を持ってミスターコンへの挑戦を決めた四方さんだったが、芸能活動はまったくの未経験。奇術部での経験から舞台に立つのには慣れているが、カメラで撮影してもらうことも、SNSに自分の写真を載せて発信することも初めてで、活動当初は試行錯誤の日々が続いた。
しかし、普段は研究室にこもって外に出歩くともほとんどなかった四方さんにとっては、そういった経験もすべてポジティブに受け止められているという。
「普段は研究室にこもってて活発に動くタイプでもないので、僕にとってミスターコンの活動はいい息抜きになってます(笑)」
そんな四方さんは、卒業後は一般起業への就職を決めているが、ミスターコンの活動を経験したことで新たな目標が生まれたそう。
「平日は会社員としてバリバリ働くつもりですけど、副業OKの会社なので、土日は何か表に立つような仕事ができればいいなって思ってます。今は俳優やモデルに興味があって、いつか本業の会社のCMに出演するのが密かな目標ですね」
取材・文:ワダハルキ
撮影:けんを