馬場健成

「選挙の公約で学校に自販機設置しました(笑)」行動力溢れる“イジられキャラ”ミスターが抱く熱い想い【馬場健成|ミスターキャンパス関大2024】

今回は、ミスターキャンパス関大2024エントリーNo.1の馬場健成さんにインタビューしました!

馬場健成(ばばけんせい)

馬場健成

ミスターキャンパス関大2024エントリーNo.1。総合情報学部総合情報学科4年。

ニックネームは“ばばりんレボリューション”

180cmの長身と爽やかな笑顔が印象的な馬場さん。そんな馬場さんがミスターコン出場を決めたきっかけは“勢い”だったという。

「関大ミスキャンの存在は元々知っていました。『めちゃくちゃ大学生してるよなぁ。俺もやってみたいなぁ…』って思ってたんですけど、人前に立つことが好きなわけでもなかったので、応募するなんて考えたことなかったんです。けど、自分はもう4回生で最後だし、友達にも『1回応募するだけしてみようや』って言われたので、『やってみるか!』って応募したらファイナリストになれた、みたいな感じです(笑)

ちなみに、これまでの活動で一番楽しかったことは「LIVE配信」だそうなのだが、その理由がかなり独特だった。

「LIVE配信をしてると見てくださってるファンの方があだ名をつけてくれるときがあるんですけど、僕、今年のミスターのファイナリストの中で一番あだ名が多くて。完全にイジられキャラになってるんですよ(笑)。その雰囲気が好きで、LIVE配信はめちゃくちゃ楽しかったですね」

馬場健成

あだ名は特に自分から発信しているわけではないが、気付いたらどんどん増えていったという。なお、最近は「ばばりんレボリューション」が鉄板になっており、そこから派生して「レボリューション」になっているそう。

「『ばばりんレボリューション』に関しては、『馬場さんって、ばばりんレボリューションって呼ばれてるんですか?』って、TikTokのコメント欄で言われたのが最初だったんですけど、最初は『地元の友達か?』って思ったんですよ。けど、聞いてみたら『やってへん』って言ってたので、本当にミスターコンを通じて僕のことを知ってくれた方がつけてくれたみたいなんですよね(笑)」

選挙の公約で自販機を設置!?

アクティブにミスターコン活動に取り組んでいる馬場さんだが、「幼い頃は消極的な性格だった」という。

「小学校とか中学校のときは自分から何かに挑戦するようなことは本当になくて。今思い返せば、めちゃくちゃ消極的だったと思います」

そんな馬場さんが変わるきっかけとなったのが高校時代。“恩師”と言える先生と出会い、「ちょっとずつでもいいから、いろんなことに積極的になってみよう」と決心したという。

「高校に入って人生で初めて、めちゃくちゃ尊敬できる先生に出会ったんです。その先生が『せっかくやねんから、何でもやってみたらええやん!』っていうマインドの方で、ものすごく背中を押してもらいました。なので、学校の行事とかにも自分からドンドン参加していくようになりましたね」

馬場健成

変わる決心をした馬場さんは学校行事への参加に加え、2年生のときには生徒会活動にも参加した。ちなみに、生徒会選挙の演説では壮大な公約を掲げて当選したという。

「高校は普通の公立高校だったんで、学校の自動販売機が紙パックの飲み物が買えるやつしかなかったんですよ。けど、『普通にペットボトルが買える自販機が欲しい』って声はたくさん聞いてたので、『僕が当選したら、学校にペットボトルの自販機置きます!』って演説で話したんです

通常、学校に自販機を設置する場合は、自販機業者に連絡することもそうだが、まずは学校側に許可を取らなければならない。しかしながら、馬場さんがこの公約を掲げたタイミングでは学校側には事前の許可は何も取っておらず、馬場さんの独断で決めたことだった。

先生たちには本当に何にも伝えてなくて、勢いで言っちゃった部分は大きかったです(笑)。けど、結局自販機の公約を掲げて当選しちゃったので、校長先生とか指導室の先生に『もう言っちゃったんで、何とかお願いします』って頭下げて回りましたね

しかも結局、馬場さんが生徒会に入って3ヶ月後に、本当にペットボトルの自販機が導入されることになった。そして、この功績から馬場さんは学校の英雄(?)となった

「一人でも多くの子どもの人生を好転させたい」

高校で大きな成長を遂げた馬場さんは、大学受験も第一志望の関大に合格し、高校生活で有終の美を飾った。

馬場健成

「僕ずっと勉強が苦手で、高校もどちらかと言えば偏差値の低い学校だったので受験勉強は本当に大変でした。けど、先生たちにたくさん勉強を教えてもらったおかげで、なんとか関大に合格できました」

ちなみに、関大を目指した理由も恩師である先生に関係があるという。

尊敬してる先生が数学の先生だったので、『俺も数学の先生になろう』って思って、数学の教員免許を取れる大学を探しました。その中で、当時まだコロナが流行ってていろんなことがオンラインになっていっていたので、『これからは情報化社会になるだろうから情報系の勉強ができる学部にしよう』って考えて、関大の情報学部を選びましたね」

そして、関大入学後は学習塾で集団授業の講師のアルバイトを経験。教師を目指して着実にステップアップしていた馬場さんだったが、学習塾で講師として経験を積んでいくうちに目標は少しずつ変化していったという。

「最初は学校の先生になりたいと思ってたんですけど、段々『自分で塾を作ったほうが、もっとたくさんの子どもたちに教育を届けられるかもしれない』って思うようになって。なので今は、将来的に起業して塾を作ることを考えています

現在4回生の馬場さんは、卒業後は教育系の一般企業への就職を決めている。そして、数年社会人として経験を積んだあとは、独立して塾を立ち上げることを考えているという。

恩師の先生が僕にそうしてくれたように、一人でも多くの子どもの人生を好転させたいんです

馬場さんの挑戦は、これからも続いていく。

馬場健成

取材・文:ワダハルキ

撮影:けんを

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