今回は、國學院Contest2024ファイナリストの藏重碧さんにインタビューしました!
藏重碧(くらしげあおい)

國學院コンテスト2024ファイナリスト。法学部法律学科3年。
STU落選をバネに芸能の道へ
ー まずは、國學院大學のミスコンに出てみていかがでしたか?
藏重さん:本当に出てよかった、っていうのが一番ですね。
私は女優を目指して大学入学と同時に上京してきたんですが、いろいろなことをやってるなかで「全部ダメだ」って、行き詰まっていた時期があったんです。
そのタイミングでミスコンに出てみたんですが、そのおかげで女優の仕事が増えたり、被写体として成長できたり、とにかくいいことがいっぱいありました。
ー ミスコンには女優になる夢を叶えるために出場されたんですね。
藏重さん:はい。今は事務所に入って活動しているんですが、ただ事務所に入ってるだけじゃ埋もれちゃうので、ミスコンに出て有名になるきっかけを掴めたらいいなと思って、出場しました。
ー 女優を目指そうと思ったきっかけは何かあったのでしょうか?
藏重さん:小学校6年生のときの話なんですけど、私犬が大好きでお家で犬を飼いたかったんです。けど、お父さんが綺麗好きだったので、「ダメ」って言われてて。
でも、私はどうしても飼ってみたかったので食い下がってたら、そのときにたまたまテレビで流れていたSTU48一期生の募集CMをお父さんが見て、「じゃあ、これの2次審査まで進めたら買ってあげるよ」って言ったんです(笑)。
ー なかなか面白いお父さんですね(笑)。

藏重さん:ですよね(笑)。けど、私も(犬を飼うことに)本気だったので、「わかった。やるよ」って言って。
そしたら、気がついたら最終審査まで進んでたんです(笑)。
ー それはすごいですね! 元々芸能活動の経験はあったんですか?
藏重さん:芸能活動ではないんですが、お姉ちゃんがダンススタジオに通っていたことがきっかけで、私も2歳のころから同じスタジオに通ってダンスをやっていました。
そこのスタジオがミュージカルもやるような場所だったので、ミュージカルの舞台に出たりもしていて。それもあって人前に立つのは好きでしたね。
ー 芸能活動は未経験で、しかも小学生で最終審査に残るのはやっぱりすごいですね。
藏重さん:それで言えば、オーディション参加者のなかでは最年少でした。ただ、結局最終審査で落ちてしまったことは私のなかでは悔しくて。
STUのオーディションを受けるまではそこまで芸能に対しての熱はなかったんですけど、オーディションがきっかけで「絶対に人前に立つ活動をする」っていう気持ちが大きくなって、芸能の道を目指すようになりましたね。
“國學院のエンターテイナー”
ー ミスコン期間中の思い出に残っている出来事やイベントは何かありますか?
藏重さん:ほとんど全部が思い出ではあるんですけど…。
今年の國學院のファイナリストって、「あんまり仲良くなさそう」って言われてたんですけど、全然そんなことなくて。
ファイナリスト同士も仲良いし、運営さんとも仲良いし、マネージャーさんとも本当にもう二人三脚でずっと一生懸命頑張ってたので。
なので、運営とファイナリストみんなで行った海撮影は本当に楽しかったですね。
ー 逆に、大変だったり苦労したことは何かありますか?
藏重さん:やっぱりLIVE配信ですね。今年の國學院には圧倒的な二人(グランプリの小林綺羽さん、準グランプリの奥原妃奈子さん)がいたので、それに対する絶望というか、「うーん」っていう気持ちは大きかったですね…。
ー 確かにそうですよね。
藏重さん:やっぱり「あの二人には勝てないよね」っていうマイナスなコメントが来たときはすごく堪えました。
もちろん、私としても「二人を追い抜かす」っていう気持ちもあったんですけど、それ以上に「自分のエンタメを届けたい」っていう気持ちで配信してたので。それを見て私のことを好きって言ってくれる方が今は残ってくれているので、頑張ってよかったなとは思います。
ー 藏重さんのエンタメというのは、具体的にはどんなものなんでしょうか?

藏重さん:ファイナリストのなかでも、私が一番ボケるみたいなポジションだったんですよね。「國學院のエンターテイナー=藏重」って言われてたんで(笑)。
とにかく無言が嫌いなので、絶対に何か話して、絶対に笑わせるようにみたいな。
ー なんかマインドがお笑い芸人みたいですね(笑)。
藏重さん:私、将来目指している女優さんのイメージが、伊藤沙莉さんなんです。演技ももちろんできるけど、トークも面白くてコメディにも対応できる、みたいな。
男性だと、ムロツヨシさんとか佐藤二朗さんが憧れです。
ー めちゃくちゃイメージできる気がします(笑)。
ライフル射撃とダンスに明け暮れた高校時代
ー 中学、高校でもダンスは続けられていたと思うんですが、それ以外に何か部活に入っていたりはしたんでしょうか?
藏重さん:中学は陸上部で、高校ではライフル射撃部でした。
ー ライフル射撃は珍しいですね。どういうきっかけでライフル射撃を始められたのでしょうか?
藏重さん:中学3年生で陸上部を引退したときに「陸上はちょっと違うな」って思ってたんですけど、当時、姉がライフル射撃部に入っていて、その顧問の先生から「ライフル射撃部に女子が少ないから入ってくれないか?」って誘われたのがきっかけですね。
で、姉に加えて私もやるってなったら母がけっこうガチになっちゃって(笑)。いろんなところに遠征に行ったり、とにかく練習したり、めちゃくちゃ頑張ってましたね。
国体とか全日本選手権にも出て、国体では12位になりました。
ー それはガチですね(笑)。お母さんはライフル射撃の経験者だったんですか?

藏重さん:いや、まったくそんなことなくて(笑)。素人だったんですけど私たちのことを本気で応援してくれて、遠征にも着いてきてくれたりしてましたね。
ー 素敵なお母さんですね。ただ、そこまで本気でライフル射撃をやりながら、ダンスをやるのはかなり忙しくないですか?
藏重さん:そうですね。ダンスとライフル射撃以外にも英語塾にも通ってて、あとは文化祭実行委員長とかもやってました。
今思うと、相当タフな生活してたと思います(笑)。
ー とんでもないですね(笑)。
「残りの大学生活がラストチャンス」
ー 今は芸能のお仕事で言うと、例えばどんなお仕事をされているんですか?
藏重さん:今は再現VTRの出演がちょこちょこあって、『あざとくて何が悪いの?』に出たりしました。あとはサロモとか食事のPR案件とか、けっこういろんなことやらせてもらってます。
ー 確かに幅広いですね。最後に改めて、今後の目標をお聞かせください。
藏重さん:今年で3年生になるんですが、大学の残りの2年間で何か一つ大きな経歴を作りたいですね。舞台に出たり、ドラマに出たり、番組にレギュラー出演したり、何かしらの結果を残したいです。
女優になる目標は変わらないんですが、やっぱり芸能界は厳しい世界なので、残りの大学生活がラストチャンスだと思って精一杯頑張りたいです!

取材・文・撮影:ワダハルキ