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出場のきっかけは“ミスコンのリベンジ” アイドルを夢見る唯一の大学院生ファイナリスト【藤平紀歩|ミスサークルコンテスト2024】

今回は、ミスサークルコンテスト2024ファイナリストの藤平紀歩さんにインタビューしました!

藤平紀歩(ふじひらきほ)

ミスサークルコンテスト2024ファイナリスト。滋賀県立大学大学院2年(3月で卒業)。/写真提供:本人



リベンジのためにミスサーに出場

ー ミスサークルコンテストにはどういったきっかけで出られたんですか?

藤平さん:去年の4月ぐらいからアイドル事務所に所属してグループでのデビューを目指してたんですけど、アイドルとしてデビューするにはファンの人を増やさないといけないじゃないですか。そのために、自分を知ってもらう機会が必要だなと思って、出たのがきっかけです。

もう一つは、学部生時代に学内のミスコンに出たことがあったんですけど、そのときはグランプリを取れなかったんですよ。それが悔しくて、別のミスコンですけどリベンジする機会があるならと思って挑戦してみました。

ー 大学はどちらの大学ですか?

藤平さん:滋賀県立大学です。

ー そうなんですね。失礼ながら、滋賀県立大学でミスコンを開催しているのは知らなかったです。

藤平さん:そうですよね。青学とか慶應みたいにWeb投票やSNSをやったりするようなものじゃなくて、大学の文化祭の企画の一部として大学内だけで完結するコンテストだったので、学外の人には認知されていなかったと思います。

ー 滋賀県立大学のミスコンにはどういったきっかけで出ようと思われたんですか?

藤平さん:元々、ちょっと憧れはあったんですけど、最後の1歩を踏み出す勇気はまったくなくて…。けど、私が入っていたダンスサークルの先輩が、文化祭の実行委員会にも入っていて、その先輩に声をかけていただいたのがきっかけでした。

ー 憧れのミスコンに出てみていかがでしたか?

藤平さん:めちゃくちゃ楽しかったですし、憧れのミスコンに出られた嬉しさもあったんですけど、最終的には1位を取れなかったので悔しさの気持ちが強く残った感じですね。

ー しかも、「中間投票では1位」って聞いていたので、「当日投票で負けたのか」って余計に悔しかったです。

ミスサーと滋賀県立大学のミスコンに両方出てみて、違いは感じましたか?

藤平さん:全然違いました。大学のミスコンはやっぱり大学だけの話だったので、外部の人に自分を知ってもらうことなんてなかったんですけど、ミスサーはSNSとLIVE配信があったので、友達や家族以外の方から真剣に応援してもらったりして。

しかも、配信では課金してギフトを送ってくださる方もいて、本当に「応援してもらってる」って強く感じました。

藤平紀歩(ふじひらきほ)

写真提供:本人

ー 先ほどアイドルの事務所に入っていると仰ってましたが、アイドルはどういったきっかけで目指そうと思われたんですか?

藤平さん:小さい頃からアイドルに憧れがあって、少しだけ子役事務所に入ってたこともあるんですけど、小学校から大学まで勉強ばっかりで、アイドルを目指すことはなくて、大学院生になって。「アイドルになるならもうラストチャンスかもしれない」と思って、事務所に入りました。

けど結局、就活や研究が忙しくて、なかなかレッスンには通えなくて。いろいろ考えた末に、そこの事務所は辞めてしまいました。

ー やっぱり大学院生は忙しいですよね。そもそも、大学院に進学したのはどういった理由があったんでしょうか?

藤平さん:大学生になる前からぼんやりと大学院進学は頭にあって、4回生になったときに就活も考えたんですけど、「理系学部は社会人なってから大学院に入り直すのは大変だろうな」と思って。研究自体も好きだったので、「思いきってやってみよう」と思って大学院に進学しました。

ー 研究とミスサーの両立はかなり大変だったんじゃないでしょうか?

藤平さん:そうですね。研究室のコアタイムもあったりして、ミスサーの配信もなかなか時間が取れなかったりして…。

あとは、私がミスサーにエントリーしたのも、他の方と比べると遅いほうだったので、LIVE配信を見てくれる方の数も他の候補者と比べると少なかったと思います。

けど、そんななかでも私のことを本気で応援してくださったファンの方がいてくれたから、ファイナリストになれたと思っているので、本当に感謝しかないです。



中学校では漢字部に所属

ー 大学ではダンスサークルに入っていたとのことですが、中学・高校では部活や習い事は何かしていましたか?

藤平さん:ダンスは中学から習い事としてずっとやってて、部活は漢字部に入ってました。

ー 漢字部ですか? 初めて聞きました(笑)。

藤平さん:けっこう珍しいですよね(笑)。

ー 漢字部ではどんな活動をするんですか?

藤平さん:基本的には漢検の勉強をして、文化祭では演劇をやってました。

ー それは演劇部なのでは?(笑)

藤平さん:いや、演劇部じゃなくて漢字部です(笑)。今思い返しても不思議なんですけど、劇やってましたね。

ー ちなみに、どんな劇をされてたんですか?

藤平さん:タイトルは忘れちゃったんですけど、当時、百人一首を題材にした漫画が流行ってて、それを劇にしました。あとは、シンデレラみたいなお姫様を集めた劇とかもやったりして、けっこういろいろやってましたね。



「誰かを笑顔にすることが好き」

ー 卒業後の進路は決められているんでしょうか?

藤平さん:内定をいただいてる食品関係の企業があるので、そこに就職する予定です。

けど、実はまだアイドルになる夢も捨てきれてないので、今後については模索中ですね…。

ー そこまでアイドルに拘るのは何か理由があるのでしょうか?

藤平さん:特別な理由ではないんですけど、昔から誰かを笑顔にすることがすごく好きで。アイドルはまさにみんなを笑顔にする仕事なので、アイドルにはずっと憧れてます。

けど、やっぱりアイドルには年齢制限がどうしてもあると思うので…。

ー なかなか難しいところですね。

藤平さん:はい。なので、今はミスサー後に始めた被写体の活動とお仕事を頑張って、今後についてもしっかりと考えていきたいです!

藤平紀歩(ふじひらきほ)

写真提供:本人

取材・文:ワダハルキ

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