サークルを救うためにミスコンにエントリー!? 「最後まで精いっぱい頑張ります!」【神野笑歌|ミスキャンパス関大2024】

今回は、ミスキャンパス関大2024エントリーNo.4の神野笑歌さんにインタビューしました!

神野笑歌(かみのえみか)

神野笑歌(かみのえみか)

ミスキャンパス関大2024エントリーNo.4。経済学部経済学科3年。

「誰かをサポートすることが生きがい」

幼い頃から人を手伝ったり誰かの役に立つことが好きだったという神野さん。「自分以外の誰かを笑顔にしたり、喜んでもらうことが生きがい」と語るほど、幼い頃から誰かをサポートするような活動を続けてきた。

「小学校ではお手伝い係やったり、高校では生徒会とか文化祭の実行委員会に入ってました。昔から人が喜んでる姿とか笑顔を見るのが好きだったんです

ちなみに当のサポート力に加えて神野さんは行動力もなかなかのもので、高校時代の生徒会活動では学校の新制服のデザインを提案したりもしていたそう。

そして、「誰かをサポートしたい」という気持ちは大学進学後も変わらず、大学では未経験ながらもチアリーディングサークルに入った。

「中学ではバスケ部だったんですけど、高校が『部活するなら勉強しろ』みたいな学校だったので、高校時代は部活は何もやってなかったんです。けど、体を動かすのは好きだし、4月の新歓イベントのパフォーマンスを見てすごく元気をもらえて、『私もみんなに元気を届けたい』って思ったので、チアリーディングサークルに入りました

神野笑歌

神野さんが入ったチアリーディングサークル「CLAIRS(クレアーズ)」は、普段の活動はチアリーディングの練習がメインになるが、学園祭はもちろん地域のイベントなどさまざまな場所でパフォーマンスを披露することもある。「みんなに元気を届けたい」という想いを持った神野さんには、まさにピッタリなサークルだった。

サークルのためにミスコンに応募

チアリーディングサークルに入り、忙しいながらも充実した大学生活を過ごしていた神野さんだったが、次第にあることに悩むようになっていった。

「実は関大には、クレアーズの他に体育会のチアリーダー部(関西大学応援団バトン・チアリーダー部)があって、全国大会にも出るぐらい有名なんです。けど、逆にクレアーズはあまり知られていなくて、チアリーダー部と間違えられることも多くて…

「スポーツの強い大学の応援団も強い」というのはよくある話で、全国的なスポーツ強豪校としても知られる関大は、応援団も全国レベル。2023年に行われた全国大会では、大学生の部門で6位に入賞している

一方、神野さんが所属しているクレアーズも、まだ関大に夜間部があった時代から続いている伝統のあるサークルではある。しかしながら、大学内での知名度ではチアリーダー部の方が高く、新歓でも苦戦することは多いそう。

神野笑歌

「大好きなクレアーズをもっと有名にしたい」

「けど、どうすればいいのかわからない」

そんなときに神野さんが見つけたのが、関大のミスコンだった。

私がミスコンに出て『チアやってます』って言ったら、少しでもクレアーズのことを知ってもらえるかもしれないって思って、ミスコンに応募しました

思い出した自分の気持ち

クレアーズを有名にすべくミスコンに応募した神野さんだったが、これまでは誰かを応援したりサポートしたりする活動しか経験がない。そのため、自分のことを発信しなければならないミスコン活動には、かなり苦戦したという。

「SNSではどんな投稿すればいいのかわからないし、LIVE配信だとどうしても他の人と競わないといけない部分もあるので、それが辛くて悩むことも多くて…」

神野笑歌

しかし、そんな中でも応援してくれる友達やファンがいてくれるおかげで、頑張って活動を続けられている。特に、ミスコン活動を通じて自分を知ってくれたファンには、感謝の気持ちが強いという。

「自分は今までチアとして応援する側だったんですけど、ミスコン活動では『とにかく自分が頑張らなくちゃ』って思っていたので、誰かのことを気にかける余裕は全然なくて。けど、ファンの方に『応援してるよ』『頑張って』って声をかけていただいたときに自分がチアで大切にしていたはずの『みんなを元気にしたい』っていう気持ちを自分が忘れていたことに気づかされたんです

楽しいことよりも悩むことのほうが多かったミスコン活動。そんな中で神野さんは、チアを始めたときの純粋な気持ちをいつしか失ってしまっていた。しかし、応援してくれるファンの言葉がきっかけで、その気持ちを思い出すことができた。だからこそ、今はファンを大切にし、自分らしくいられる活動を心がけているという。

「最初は『クレアーズの宣伝をしたい』っていう気持ちだけでミスコンに出たんですけど、今はチアを始めたときみたいに『ミスコン活動を通してみんなを元気にしたい』って思ってます。なので、最後まで私らしく精いっぱい活動を頑張って、みんなを笑顔にしていきたいです!

神野笑歌

取材・文:ワダハルキ

撮影:けんを

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