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「“神対応”は当たり前」早稲田卒・元光通信のグラドルが抱くプロの矜恃【池幡佳織|キラメキ図鑑#3】



ー経歴の部分もお伺いしたいんですが、早稲田大学をご卒業されてるんですね。

そうですね。現役で早稲田大学国際教養学部に入ったんですけど、元々理系で。目標にしていた理工学部に受からなかったんで、仮面浪人しながら理工学部行き直しました。なので、早稲田には5年行ってますね(笑)

ー女性で仮面浪人って珍しくないですか?

そうですね。けっこう居心地が悪かったというか。大学の単位を取りながら受験勉強って感じだったので、やっぱりちょっと大変でした。

ーやっぱり仮面浪人って大変ですよね…

でも友達には嘘ついてました(笑)「家庭教師を始めたの」って言いながら勉強してましたね。で、理工学部に受かったら私がある日突然学校からいなくなってるんで、「家庭教師を始めたみたいなこと言ってたのに、なんかあいついなくね?」ってなってたみたいで(笑)「いや~、キャンパス違うんだよね」って(笑)

けど、サークルはそのまま続けてたんで、サークルの中では2年生、理工学部では1年生みたいな変な感じになっちゃってましたね(笑)

写真提供:池幡佳織(@Ikehata_Kaori

ー本当に早稲田の理工学部に行きたかったんですね。

理工学部に行きたかったっていうよりも、文系の科目が嫌いで。元々答えが1個しかないものを追い求めるのが好きだったんで理系に進みたかったのと、行きたいところに1回拒否られちゃうとやっぱり腹が立つんで(笑)それでずっと追い求めて、再受験したっていうのがありましたね。

ー逆に、早稲田大学にこだわっていた理由は何かあるんでしょうか?

慶應の方には申し訳ないんですけど、慶應ってなんか「慶應だぜ」みたいな感じがちょっとあったので(笑)早稲田ってなんか泥臭い感じがあって、泥んこ魂というか、そういうのがすごい好きなんですよ。

ただ、元々目指してたのが東京大学だったんですよね。けど、東大レベルには到達できなかったから、早稲田・慶応は受かるかもと思って。それで、ありがたいことに早稲田に受かったので、早稲田が好きになりました。



ー元々は東大を目指してたんですね。

行きたかったです。やっぱり、目指すんなら一番上がいいかなって。

ーということは、高校時代は進学校に通っていたんですか?

高校は青山学院高等部に行っていました。なので、そのまま普通に行っていれば青学に行っていたと思うんですけど、青学でもし理系に進んだら相模原キャンパスですし…。

本当はお医者さんになりたかったんですけど、お医者さんになるにはお金がかかる。お金がかからない医学部ってなると東大理三か国立の医学部になるんですけど、そうなると自分の偏差値では足りないってなっちゃって、どんどんどんどんランクを下がっていっちゃったんですよ。なので、「とりあえず東大目指しとこう」って感じで受験勉強はしてました。

ー受験勉強はいつ頃から始められたんですか?

だいたい高2ぐらいから受験するって決めてましたね。もう青学には進まないって決めてましたから。なんかキラキラしてるの苦手なんです(笑)キラキラ女子とか、インスタグラマーとか、ああいうのダメなんですよね(笑)

写真提供:池幡佳織(@Ikehata_Kaori

ーなるほど(笑)そのまま大学は4年で卒業されたんですか?

そうですね。4年で卒業して、院に行くかも教授と話し合ったんですけど、この見た目もあり喋るのも好きだしっていうのもあって、「院はいつでも行けるけど新卒枠は1回しかないから、就活してみたら?」って言われて就活してました。

ー就活もしたんですね。

そうです。光通信に就職しました(笑)



ーあの有名な(笑)やっぱり、光通信ってしんどいですか?(笑)

いやあ、血尿出ましたね(笑)私は当時生意気な新卒だったんで、上司とよく揉めました。

ーなぜ光通信に行こうと思ったんですか?

まだ就活に慣れていなかったのもあるんですけど、最初はテレビ業界とか広告業界しか受けなかったんですよ。で、自分が航空系の学科だったんで、あとは全日空とJALとかしか受けなかったです。そこで、なんとか最終面接まで行ったんですけど落ちちゃったんですよ。

そういうわけで光通信に就職することになったんですけど、仕事がまあ大変で(笑)結局1年半で辞めちゃいました。

ーでも、1年半続いただけすごいと思います。

周りはバタバタ辞めていきましたね。同期の女の子は子供ができたりとか、病んじゃったりとかでいなくなっちゃって。私も結局病んじゃって辞めたんですけど。

写真提供:池幡佳織(@Ikehata_Kaori

ー光通信と言うと、仕事は営業ですか?

光通信で私が採用いただいた枠が、管理本部対応っていう裏方の人事・労務・総務とかがメインの職種で。で、そっちで採用いただいてたはずなのに、光通信の中でもすごい重宝されている営業部隊になぜか回されて。携帯電話会社の販売経路を切り開いていく営業に、なぜか新卒1人で入れられました(笑)

ーまさかの(笑)話は少し戻るんですが、撮影会のモデルを始めたのは光通信を辞められた後になるんですかね?

はい。光通信を辞めたのが2016年で、その後転職をして某PR会社に入りました。で、PR会社だったんで、PRされる側の気持ちもわかったら面白いんじゃないかなって思って。

ちょうどそのときに小さい事務所さんだったんですけど、写メ1枚でエントリー可って書いてあったんで、そこに入りました。そこで、ミスFLASHのオーディションがあったんで、トントン拍子で始めたっていう感じです。

ーなるほど。大学時代からモデル活動に興味はあったんですか?

興味はあったんですけど見た目も太ってたし、可愛くもなかったし、自分に自信がなかったんですよね。なので、人前に出るよりは私は日陰にいる方がいいかなって思っていました。



ー帰国子女というお話も聞いたんですけど、海外にはどれぐらい住んでたんですか?

生まれたのがアメリカで、育ちもアメリカで。13歳になるまで向こうにいましたね。小学校も全部向こうです。

ーアメリカの小学校と日本の小学校って何か違いがありますか?

幼かったんで、違いは正直あまりわかんなかったんですけど、私の中ではアメリカのいい記憶しか残ってなくて、日本であんまりいい記憶がないんですよ。良かった思い出は給食ぐらいですね(笑)

ーなるほど(笑)中学は日本で過ごされていたんですよね?

そうですね。ただ、中学はちょっと暗黒時代だったんで、記憶から抹消してる部分があるので(笑)

写真提供:池幡佳織(@Ikehata_Kaori

ー学校にはあまり馴染めなかった?

記憶がないって言ったらあれですけど、私がこの活動するきっかけにもなったことがあって、いじめられてたんですよ、中一のときに。私がアメリカにずっと住んでたので、やっぱり結構何でも言っちゃうから、それが腹立ったのか知らないですけど、同級生からも先生からも嫌われて馴染めなくて。保健室登校になっちゃったんですよね。

で、周りの男子から「菌が移る」とか「デブ」とか「金魚の糞」とか言われたのが、自分も思春期の女の子だったので辛くて。アメリカでは見た目の悪口を言われたことがなかったので、日本で初めて見た目の悪口を言われたときに本当にカルチャーショックを受けたというか…。

初めて鏡を見たときに、「あ、これがブスなんだ」っていうの分かってから本当に本当にショックで…。どうしたらいいかわかんなくなっちゃったんですよ。で、そこから美に執着するようになりましたし、「綺麗にならなきゃいけない」「人に見られたら綺麗になるんだ」って思って、「もっと頑張ろう頑張ろう」って思ったのが、撮影会や芸能の道に進んだきっかけですね。



ー池幡さんが思う、撮影会モデルのやりがいについて教えてください。

昔、サバイバルオーディションに出ていた17、18年ぐらいの頃に関しては、ファンの方が撮影会に来てくださったんですね。当時は、配信をすることが多かったので「直接会えた」って言ってくださることがやりがいに繋がってたんですけど、今はもう配信は全くしてなくて。

本当に撮影会しかやっていないので、回数を重ねるごとに列ができたりとか、チェキの枚数が増えたりするところの、数字の部分ですよね。数字がやっぱりやりがいに繋がるかなと思います。

ーなるほど。逆に、今の活動でキツイと思うことってありますか?

二つあって、一つは体系維持ですね。今年で31歳になるんですけど、やっぱり31になるとホルモンの関係で代謝も落ちてくるし、食事管理だけでは体型維持が上手くいかないので。ボディラインのメリハリもなくなってくるし、そこの管理がちょっと大変かなっていうのがありますね。けど、撮ってくださる皆さんのためには、体型維持は仕事としてやるべき最低限のことなので、そこはちゃんとしようと思っています。

あともう一つは、やっぱり批判はあるなと思って。「30過ぎたグラビアアイドルって絶対需要ねえだろ」みたいな書き込みもちょっと前にあったんですよ。やっぱりそういうのを見ると「あー、やっぱ言ってくる人いるな」って思うし、そういう意見を真に受けちゃうタイプなので。けど、そういうのには耐性つけていかなきゃいけないなって思いますね。

写真提供:池幡佳織(@Ikehata_Kaori

ートレーニングもしてらっしゃるんですか?

パーソナルジムに月4回は通うようにしてて。あと、撮影会の前の最低3日間は、お昼はサラダ、夜はサラダチキンもしくは魚肉ソーセージで、朝だけちゃんと食べるとか。撮影会が決まっているときは、本当に徹底して抜くようにしています。

ーめちゃくちゃストイックですね。

それやりすぎるから友達にも「お前倒れるんだよ」って言われるんですよ(笑)けど、やっぱり数千円でもお金を使ってくださる方のためにそれをするのが、我々の仕事だと思うので。そこは気を抜いちゃいけないなって思います。

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